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推しから拡がる世界で、改めて一票の重さを知る

事件が起きました!

「れいこさんの推し議員、伊藤たかえさんに、総理大臣の指名選挙で一票が入りましたよ!」

国会を楽しもう♪トークライブを一緒にやった卓ちゃんから連絡もらって、私は完全に鳩が豆鉄砲。
そんなことある??誰が入れたの??何の目的で???

調べて分かったのは、どうやら寺田静さんという議員さんが、総理大臣を指名する選挙で、伊藤たかえさんに一票を入れたということ。

菅内閣が誕生した裏で起きていた、この小さな出来事を調べていくと、推しから拡がる豊かな世界に感動の嵐で、胸がいっぱいになりました。
今日はそんな話。

首班指名選挙

しゅはんしめいって、響きだけ聞くと、確実に悪いことした人を全国に手配するやつ。でも、この首班指名選挙というのは、国会において、国会議員が総理大臣を誰にするのか選挙で決めるというもの。

もちろん、多数決。
なので、自公の連立与党が多数である現国会においては、自民党の総裁がそのまま多数決で総理大臣になるのだけど、国会としてはちゃんと指名選挙をする。憲法第67条に定められている。

最初話題になっていたのは、そもそも自民党の総裁が誰になるかの総裁選だったけれど、自民党幹部の中で菅さんでって方針が固まってからは、もう完全にレールに乗った流れ。
もう市井の市民の考えとか入る余地一ミリもなし、みたいな感じにモヤモヤしつつ、まぁ政党政治ってそういうものだし、仕方ないかーーーなんて思いつつ、正直テンションダダ下がりでした。

立憲民主党と国民民主党

そんな自民党総裁選の裏では、この9月に政権交代を狙う野党を目指して、立憲民主党と国民民主党が合流しました。ですが、国民民主党の一部議員は立憲民主党との合流新党には参加せず、国民民主党としてまた再度結党することを決めます。

その再度結党した国民民主党の方々が、今回の首班指名選挙でいったい誰を指名するのか。
どうやら、そこに少し注目が集まっていたようです。(知らなかった💦)

というのも、今回の首班指名選挙では、なんと共産党が22年ぶりに共産党党首ではない枝野さんを指名していて、立憲民主党を中心に、政権交代を本気で目指しにいくという野党結集の姿勢が強く見えます。
そんな中、国民民主党はどうするのか?
他の野党に合わせて枝野さんなのか?それとも、党首の玉木さんなのか?

結果としては、政権交代を目指すというところは一致しているというようなこともあり、枝野さんを指名したようですが、やや納得がいかずに調べてみると、その裏には、無所属の議員の存在や、国民民主党の国会内の会派をどうするのか(会派が大きくなると質問時間も長くなる等のメリットがある)といった事情も絡んでいるようです。
うぅぅ…政党政治はまだまだ理解が難しい……

無所属議員による一票

そんな中、国民民主党の、党首でもない一議員、しかも参議院議員で、一期目の議員である伊藤たかえさんに一票。
これは何が起きたのか?と周りの議員さんの間でも話題になったようです。

ふたを開けてみると、伊藤さんに一票を入れたのは、寺田静さんという秋田県選出の無所属議員さんによる一票でした。
寺田静さんがご自身のnoteでその意向を説明していますが、途中にある「本当に生きづらい社会が、私たちの前には横たわっています。」という言葉。これはとても共感できる方も多いのではないでしょうか。

この一票は、小さな一票かもしれません。
でも、この一票が投げかけたものは、とても大きなことであると思います。

政党政治・組織の文脈などが何よりも大切にされがちな日本の政治文化ですが、それでもやっぱり国会は私たち市民の代表が集まっている場であり、私たちの思いが集まる場であるということ。そして、そのために全力を尽くしている方々いるということ。
絶望を希望に変えてくださった寺田さんのこの一票に、とてもとても励まされる思いでした。

秋田県民による一票の積み重ね

そして、この寺田静さん。私、全然知らなかった議員さんなのですが、去年の参議院選挙で秋田県から野党の統一候補として選出された議員さんです。

自民党の現職議員さんとの一騎打ちの中、「イージスアショア」という地上配備型迎撃システム配置への賛否を問われた秋田県民は、激戦の末、野党統一候補の寺田さんを選びました。
そして、もともとどこかの党に所属されていたわけではない寺田さんは、会派に入ることなく、無所属として活動を開始されます。計画している「イージスアショア」がいかに住宅地に近くて住民が不安を感じているのか、所属会派にかかわらずすべての議員を訪ねて説明に回り、それが実を結んだのか、イージスアショアの計画は中止となりました。

ちなみに、この寺田さんが当選した参議院選挙の時、秋田選挙区は最初から激戦区だと思われていて、自民党からは、初日に小泉進次郎さんが応援演説に来て、菅総理や安倍元総理も直々に応援演説に来ています。
それでも、寺田さんが選ばれた。

あぁ、やっぱり私たちが持つ一票って重い
重いんだなぁと、改めて実感させてもらいました。

伊藤たかえさんってどんな方?

その寺田さんが、秋田県民の24万票を背負った寺田さんが、首相にふさわしいと投じたのが伊藤たかえさん。

私も、推しだ推しだと宣言していますが、実際はどんな方なのか、私と同じ、いや超える熱量でご紹介されている方がいました!

わかるー!!
本当に、たかえさんのすばらしさ、もっと広がってほしいです!!

単に、若い女性だからということでもなくて、ママパパ議連を立ち上げたり、新しい時代のツールを使って市民の声を聞こうという姿勢、そしてそれを政治の世界に持っていくときには、政治の文脈も理解しながらも全力で楽しみながら共に未来を創り出そうという姿勢が見える。
それは、これまでの閉塞感漂う政治の世界に、新しい風を吹き起こして、市民一人ひとりの代表であるという政治家の基本であり理想であるような可能性を感じさせてくれます。
とにかく、人間らしく楽しんでいる。こんな風に目をキラキラさせながら政治家をやってるという視点で見ると、今のところたかえさんがダントツのNo.1です。

最近の私は、やや国民民主党推しではありますが、そんなことは関係なく、伊藤たかえさんという政治家にすごく未来を感じています。
なので、今回そのたかえさんに一票が入り、注目が集まっていること。
本当に嬉しい!嬉しい限りです!

↓こちらは私が紹介してる記事。私がたかえさんを発見した瞬間です。

推しから拡がる世界

さらに、たかえさんを推した寺田静さんの夫さんの寺田学さんも、同じく国会議員として活動されていると聞き、少し調べてみました。
寺田学さんはしばらくは静さんと同じ無所属で活動されていましたが、今回の合流新党の立憲民主党には参加されています。
夫婦で結論違うのね。って、そりゃいくら夫婦とはいえ、一人ひとり違う人間だし当たり前か。
この当たり前感、いいですねぇ。

そして、その時の学さんの説明がとても分かりやすく、今の政局を理解するのにとても参考になるなぁと思いました。

と、推し議員を追っていたら、推しを推してる議員さん。そのご家族の議員さん。と広がっていき、またそこに一人一人の熱い思いがあり、とても豊かな世界が広がっていました。

国会はエンタメ。
推し委員会と推し議員を見つけよう!

を標語にここまで楽しんできましたが、改めてそれを実感。
やっぱり国会議員の方々はアイドルなんだなぁ。。

そして、菅政権がどんな政権になるのかはまだわかりませんが、それでも国会は国会としてそこに存在します。
憲法に規定され、国会法に定められ、正当な民主主義の手段として存在する国の議会を、これからも全力で楽しんでいきたいなと思います。

ぜひ、皆さんも推し議員さんを見つけてみてくださいね!
政治がグッと身近で楽しいものになりますよ!


(参考)国会はエンタメ!国会議員はアイドル♪


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