見出し画像

国分寺市議選に挑戦予定のママ友【松岡まりちゃん】にインタビューしてみたよ!

三男の保育園が同じだったママ友【松岡まりちゃん】が、2023年の国分寺市議会議員選挙に挑戦予定!しかも、三人目の産後2ヶ月で!
そんなまりちゃんの、緩やかな、心地よい、それでいて芯の強い自然体な在り方にとても共感している私は、全力でまりちゃんを応援しています。
そんなまりちゃんにインタビューをしてみました!

「幼い頃から食べ物のこと、ずっと考えていた」

 ―まりちゃんをはじめて知る人も読むと思うから、まずは自己紹介からしてもらいたいな。これまでどんなことをしていたか、聞いてもいいですか?

ずっと食にまつわる事を考えてきたかな。私は愛知県生まれなんだけど、祖父が畑をやっていて。畑に遊びに行って、お野菜を塩ゆでやしょうゆをちょろっとつけて食べたりするのがすごくおいしいなって幼い頃、思っていたんです。

中高生の時は部活で器械体操をやっていて、どう食べたら太らないで健康になれるかなって栄養学に興味を持って。大学や大学院では、伝統野菜の抗酸化効果や食品由来成分の抗糖尿病作用の研究をして、そのあと食品メーカーで開発の仕事もしました。

でも、食品業界のいろんな事情を知る中で、「これってみんな幸せなのかな?」と疑問はあって…。数年働いたあと、母の病気を機に仕事をやめて、自分のこれまでを実家で見つめ直したんですよね。それで、「幼少期に畑のものを食べるのはおいしかったな、自分は丁寧に食べ物と向き合うのが好きだな」って思い出しました。

ー食を大切にしているから「松岡まりとランチボックスの会」という後援会の名前なんだね。国分寺で暮らし始めたのはいつごろ?

夫の勤務先の関係で、2014年10月に国分寺の光町に転入してきました。でも最初は病気の母の面倒を見たりで、東京と愛知の往復生活。翌年2015年に夫がイタリアへ出向になり、私もイタリアで1年間暮らしました。長男はイタリアで出産したので、むこうでの子育てや文化なども経験して。

それで国分寺に帰ってきて子育てする中で、地域のお母さんたちとも知り合っていったんだけど、なんだかお母さんたちがちょっと苦しそうにも見えて。「子どもにどうご飯をつくったらいいかわからない」「売っているこの離乳食は安全?」とか、悩んでいる人たちもいたんですよね。

そんな中で、あるお母さんが、「まりちゃん、食べ物のことを話したり作り方を教えてくれる会を開いて」って言ってくれて、ご飯会をやるようになったんです。

有機野菜を親子で料理して、シンプルな味付けでもおいしいね〜ってみんなで食べたり、料理教室や出張料理も始めたりして。その頃から、「食べることを通してみんなに自分の心地よさを見つけてほしいな」って考えていました。

お料理の会や手仕事の会を開催

「多くの人に活動を届ける延長に、政治があった」

—私も最初に食べさせてもらったとき、「すごくおいしい…!ほっとする…!」って、すごく温かい気持ちになったのを覚えてる。でも、そういった食の世界から、政治の世界にチャレンジしようと思ったのはどうして?

食に関する活動は自分にとってすごく楽しかったし満たされていたんだけれど、俯瞰して見てみると、「ごく一部の人たちにしか伝わっていないのかも?」と思うことはあって。日本は有機農業耕作地の面積も1%に満たないし、オーガニックを自分で選ぶ人っていうのは、すごくマイノリティなんだよね。

平たい言い方をすると、「もっと大きいことがしたい、もっと多くの人に届けてみたい」とは、3年前くらい前からずっと思っていたの。

「出てみない?」とお話をいただいたのは昨年4月なんだけど、政治家を目指すっていうこと、公共について考えていくっていうことは、その流れかもしれないなって、自分の中でそんなに違和感がなかったんだ。「みんなが、それぞれ心地いい暮らしをしていけるといいな」って、ずっと思ってきたことだから。

— 生活者ネットから出ようと思った理由はある?

ママの集まりに、当時市議会議員だった岩永さん(現・東京都議会議員)が来てくれたことがあって、そのおおらかさに「国分寺市の議員さんにはこんな方がいらっしゃるのね〜」と驚いたんだよね。

その後も、「国分寺市に有機農家さんを増やしたい」という話をさせてもらったり、千葉県三芳のお野菜を一緒に提携して取り寄せたり、光町近辺の3歳児からの保育園増設にも関わってくださったり、なにかとつながりがあって。

2021年に岩永さんが都議選に出る時に「なにかお手伝いしたい!ウグイスやりたいです!」と連絡したんだけれど、そのときは選挙カーには赤ちゃんは乗れないルールで、「そうだったんだ!」と驚いたりしたこともあったなあ(※2022年11月に同乗や授乳可に変更)。

「無所属で出たら?」とか「こっちの党から出たら?」とか、いろんな声をもらったんだけど、生活者としての感覚を政策につなげていくのは、生活者ネットならできるんじゃないかな、やりやすいんじゃないかなって思ったんだよね。生活者ネットが掲げる「私らしく生きるための政治」というのも、自分にフィットしてるかなって。

「おいしい」や「心地よい」を語るお話会

— 確かに政治ってそのためにあるし、みんな、それぞれが自分のことを大切にできるといいね。「この政策を通して」とかのもっと前の段階として、人としてのあり方って大事だし、感覚が近しい人が議員にいるっていいことだなって思うんだよね。

チャレンジを決めてからこの数ヶ月間でも、「今まで政治とかは遠くに感じていたけど、身近に感じられる」って言ってもらえることがよくあって。「今の社会で大満足してるかというとそうじゃないなあ」とか、「まだ言語化できてないけど、こうありたいなあ」っていうのが、私もあるし、みんなそれぞれあるんだなあって思う。

そうした声を集めながら具体の政策にしていくのは、実際やってみると、「わー難しい!」みたいなこともあると思うし、やり方はいろいろ学んでいきたいな。

— おいしいとか心地いいって、どうやって政策にするんだろうね? まりちゃんだけが考えるものでもないのかもしれないし、みんなで考えていくことかもしれないけど。何がキーになるかを、探索するのかな。

「これからみんなで考えていこうよ」っていうので許されるかわからないけど、それでもいいんじゃないかな、わからないけどみんなでやってみよう、みたいな投げかけをめげずにやりたいな。結果も大事だけど、プロセスも大事だと思ってる。

私自身、昔は研究や商品開発など、法律を重視したりサイエンスとして深く掘ったりをやってきたけど、ここ数年はすごく感覚を重視して心地よさを追究してきて。これからはその両輪をうまく体現していけないかなってことに、自分自身も興味があります。

今回のチャレンジも、「結果はもちろんだけど、心地よく、楽しくやろうね」っていうのを周囲がすごくわかってくれていて、ひとりではないなって思うかな。

臨月は身体の様子を見ながら街頭演説

「活動もなんでも手作りを持ち寄る」

子育てしながらの政治活動についても聞きたいな。今は小学1年生の子と保育園の子がいて、来月に第三子も出産予定なんだよね(※本インタビュー時は1月、出産前に実施)

そう、今は臨月で。上の子は、私が外で活動している日は、小学校のあとに学童に行ってくれてる。とはいえ子どもにも、「今日は学校に行きたくないな」って時もあって、私が一緒にいれる日は学校を休んで、生活者ネットの事務所に一緒に来ているような日もあるかな。

当選したら議会はさすがに一緒に行けないかもだけど、子どもにもできるだけ自分の声を大事にして欲しい。無理に泣きながら引っ張っていって、「行きなさい!」みたいなことはやりたくなくて。「今日はどうしてもママは付き添えないんだ〜、ごめん!」ってことはあるかもしれないけど、相談しながらになるのかなと思ってます。

—2月に赤ちゃんが生まれて、4月に選挙だけど、選挙中は赤ちゃんはどうするの?

友人が、「演説中に近くでベビーカー押しながら見ていられるよ」って言ってくれたから、そうしようかなって考えてる。あと産後2ヶ月での選挙で、自身の体調も万全ではないだろうから、無理しすぎないようにするところを頑張りたい。その後は、2番目の子どもと同じ認証保育園に預ける予定。

「妊婦での挑戦、産後すぐの挑戦、どう思ってる?」っていろんな人に聞かれるけど、妊婦や子育て中の人ももちろん市民だし、特別なことじゃなく、本当はすごく当たり前のことなんじゃないかなって。

とはいえ、国分寺市にはまだそういう候補者や議員がいないし、全国的に見ても稀で。でもそういうことをよしとする社会をつくっていくのは、私たちひとりひとりだし、「じゃあ私がやってみてもいいかな」って。それで私の活動を見て、「だったら一緒にやろうよ」って言ってくれる人が増えてみんなの声が集まれば、どんどんやりやすくなると思う。

— そうやって同世代の人が出てくれるのって、すごく嬉しいことだなと思う。こそだてサポート隊みたいなこととか、どうやったらできるのか一緒に考えたいなあ。

嬉しい!
ただ、まわりのみんなも子どもがいたり、子どもがいなくても介護だったり自分の生活で忙しいって人もいるから、「無理してでも選挙の手伝いやって」とは本当に思ってなくて。自分のできる範囲で、自分のできることを持ち寄ってくれたら嬉しいかな。

子どもと遊ぶのが好きな人だったら「託児やるよ!」というのも大歓迎だし、車が運転できる人なら車出すよとか、選挙は詳しくないけど産後のサポートやるよとか。私は、私生活と仕事や選挙をあんまり線引きしてなくて、みんなでやっていけたらいいなって思ってます。

私自身もまだまだ「こんなに手伝ってもらっていいのかな?」って心理的なブロックがあってうまく頼めなかったりもするので、自分自身も殻をやぶって、みんなに頼りまくっていきたい。

—話を聞いて改めて思ったけど、まりちゃん自身がこの街で暮らす当事者でもあるよね。当事者としてのもやもやが具体的な政策につながっていくこともあるかもしれないね。

そうだね。私が今回チャレンジすることで、「どうしたら暮らしやすいまちになるか」をみんなで考えるきっかけになったら1番嬉しいな。「なんで公にこういうサポートないんだろう?」とか「このサービスこうしたらもっと使いやすいのに」とか、そういうのをご飯を食べながら楽しく話せたらいいな。楽しく、お祭りのように政(まつりごと)を盛り上げていきたいです。

生後2か月の娘ちゃんを抱っこしながら、国立駅北口で行った駅前トーク

まりちゃんから伝播してくる「おいしい」と「心地いい」へのこだわりに包まれて、こちらまで本当に心地いいインタビューでした。
政治の場に、このこだわりが持ち込まれたらどうなるんだろう。研究者でもあったまりちゃんの活躍、本当に期待しちゃいます。
一緒に楽しみながら、どんな風に盛り上げていけるのか、私も挑戦していきます!

今回、1月にインタビューをしてからなかなか文字に起こせていなかったのを、「こそだて選挙ハック!プロジェクト」のたむらまなちゃんが文字に起こしてくれました!まりちゃんのやわらかな雰囲気・心地よさを大事にする姿勢が伝わる素敵な文章にしてくれました!
去年7月の参議院選挙の時には、まりちゃんと一緒に、たむらまなちゃんのポスター貼りをやったりしていたから、そのつながりもとても嬉しい!
子育て中の当事者でも、普通に政治に関われる社会になっていったらいいなぁと本当に思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?