タイトル_開催報告

「どんな学校?」より、「どうやるの?」の段階~「学校と学びの勉強会」開催報告

2月13日の午前中に、サロンロカヒのオープンデープラスの中で、「学校と学びの勉強会」を開催しました。

私の元々教育学を学んでいたという側面と、母親として見てきた子どもの学びに関するあれこれを、他の方々と共有したいという気持ちで開催したのですが、14人の方にご参加いただき、とても情熱的な刺激的な時間となりました。

最初は、麹町中の工藤校長の本の「はじめに」の部分と、私の付箋メモをまとめたものを各自で読んでいただき、感想とともに自己紹介をしてもらいました。

自己紹介の時点で、「不登校の子ども・発達に凸凹のある子どもを育てる中で、何かできることがないか模索してきた」「仕事・社会と学校の関係性はどうあるべきなのかを考えている」「社会と学校がかみ合わない中、子どもに何を伝えるべきなのか」「学校行事にモヤモヤしている自分とモヤモヤしてない周囲、さらにその違いにモヤモヤする自分」「工藤先生の研修会に参加した」「学校をつくりたい」「一緒に活動できる仲間が欲しくて来た」など、皆さん熱い気持ちを持ってきてくださっていて、15人の紹介で約1時間かかりました(笑)

私としては、気楽な気持ちで開催してみたのですが、ふたを開けてみると、
不登校児を育てる親、発達グレーゾーンの子どもを育てる親、ホームスクールに取り組む親、これから小学校に入る子どもの親、市議会議員、近隣の市の教育委員、PTA会長、探求型スクールを地域で作る方、自主勉強会を主催されている方、学校をつくりたいと考えている方、コミュニティスクールに取り組む方など、本当に様々な立場の方が参加してくださいました。
結果として、いろんな立場からの意見・視点が生まれ、一つの問いについても複合的に考えることができ、共に学び合う場の意義を改めて感じることができました。

「何のために学ぶのか?」「学校に何を求めるのか?」

自己紹介後、「何のために学ぶのか?」「学校に何を求めるのか?」を大きなテーマとして設定しながら、全員で対話を進めていきました。

対話メモ

<社会と学校>
・「社会が変わる」と「学校が変わる」はどちらが先?
 ⇒社会が変わらないと学校も変わらないけど、学校はマジになったら変えられるという面も。ニワトリとタマゴ?
・行政が変わらないと公立学校は変えられない部分もあるから、行政側への働きかけも必要

<学びのあり方>
・何のために学ぶのかというのは愚問。生きていれば欲するもの。生まれてから死ぬまでずっと学び。
・どう学ぶかというのは、一人の人間としての在り方なのでは。

<学校はだれのもの?>
・学校は誰のものなのか?地域のもの?子どものもの?
・学校は、保護者と地域と学校とみんなで作るものでは?
・そこを連携する仕組みがコミュニティースクールのはず

<学校と周囲の関係>
・学校と教育委員会の主従関係はどうなのか?
 ⇒工藤先生は「子ども→親→地域→学校→教育委員会の順で大切」と明言している
・学校の理事は保護者しかなれないという学校もある
・コミュニティスクールも、チェック機能がちゃんと機能していないと意味がない ⇒麹町中は保護者ですら評価対象になっている
・地域の人・保護者・学校が求めているものが一致していないと機能しない

<変革の予算>
・コミュニティスクールの予算で新しい先生を呼んでくることができる
・そうは言っても、麹町中は予算がある程度あるからできる。コミュニティスクールになっていても、先生を呼んでくる予算がないところも多い
・ある程度学校に予算があるから、その中で裁量を持てるという面がある。お金がないと裁量自体が持ちにくい。

<校長の力>
・マジになった校長とそれを支える保護者10名がいれば学校は変わる。
・麹町中では、校長が保護者や地域の人にプレゼンをしている
・工藤先生や「みんなの学校」の木村先生をまつりたてても仕方ない。自分の地域でやれるようにしていくことが大切。

<周囲の理解>
・古い考えの先生との対立もあるのでは。
・行政の壁を越えて、近隣自治体で組んで研修会とかやればよいのでは?
・麹町中は、校内研修会を一般公開している。
・保護者のための学ぶ機会をたくさんもうけることが大切

<学校はいらない?>
・「学校」はいらないのか? ⇒ 今の学校ならいらない!
・これからは、学校は同じ思いをもった人が集まり、選択できてもよいのでは
・学校を変えるのもいいけど、「学校をつくる」もいいのでは。少子化と言えど、人口が増えている地域もある。

本当は、最後に個人個人のできることを落とし込んでもらう個人ワークをやる予定だったのですが、対話がとても盛り上がり、ほとんど時間が取れなくなってしまいました💦
ただ、対話の中でも「自分たちにできることを考えて行動していく」という話が多く挙がっていて、最後に「今自分にできること」だけ簡単に発表してもらったのですが、とても前向きな発言が多く、これからも目指したい未来に向かって、ともに学び合って進んでいけるんだと、強く確信を持つことができました。
また、参加者同士でつながって次につなげていこうという動きもあり、それぞれが「今できること」を考え深めていける場になったのではと思っています。

じゃあ、どうやるの?という段階

今回は、どう学校と保護者と地域で連携していくのか、というあたりに焦点が当たっていました。つまり、どんな学校がいいか、という議論は過ぎて、具体的にどうやればいいのか、という段階にきているんだなと。
そして、どうやったらそこに踏み込んでいけるのか。

・学校を”活用”するという視点で、何ができるのか
・コミュニティスクールをどうやって機能させていくのか
・新しく学校をつくるにはどうすればいいのか
今後は、このあたりがテーマになっていきそうです。

私自身としても、この学びの場を続けていくことは、できることの1つだと強く感じました。なので、もともとそのつもりではありましたが、今後もこの勉強会を続けていきます!
工藤先生の取り組みなど先進的な事例を参考に、共に学び合いながら、一歩ずつ確実に前に進んでいく仲間の輪を、広げていきたいと思います。

次回は、4月か5月頃に、「学校をつくる」「学校と周囲の連携」をテーマに開催したいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。

また、開催にあたり、たくさんのご協力をいただきました。
・時間と場所と設えを提供してくださった≪サロンロカヒ≫まひろさん
・勉強会の作り方の相談に乗ってくださった≪ひととび≫せいこさん
・イベントの運営を手伝ってくださったおふたり
・イベントをシェアしてくださった方々
・情報を提供してくださった方々
・関心をお寄せくださった方々
・本を出してくださった、麹町中工藤先生(お会いしたことないけど!)
・1週間前にインフルになるも、感染拡大せず回復してくれた家族
本当にありがとうございましたー!




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一人一人を主体とした学びや育ちのあり方や生き方を、日々の暮らしの中で追及・研究しています。 自由奔放な夫、優しく繊細な長男、マイペースチャーミングな次男、おもしろ愛され末っ子の三男と、多摩地域で暮らしています。 シェアリング・ラーニング共同代表。