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全方位型・市政オタクの実態

「政治って選挙以外にどうやって関わるの?具体的には何ができるの?」

そう聞かれることが多くなってきたので、私がこれまでやってきた市政との関わりを、具体的に挙げてみました。
参考になるかならないか、ニーズがあるのかどうかもわからないけど、こんな市政との関わり方もあるよーということで、全方位型オタクの実態を晒してみます。

書いてびっくり1万字超えたよ!
超大作になってしまったので、ぜひ気になったところだけお読みください(笑)

保育園の保護者会連合会(保護連)に参加してみる

はじまりは保護連かな。5年前とか8年前とか。
何かしら役をやらないといけない保育園で、たまたま保護連担当になり。
最初の頃は、グダグダな進行だし、目的もやる気も見えない集まりに、「これ、集まる意味あるの?」なんて発言したりしてたんだけど。

保護連の活動の中で、課長懇談会という市の担当課(子ども子育てサービス課)の課長さんが来て、現在の取り組みについて説明してくれる会があり、たまたま参加することになりました。
そこで「基幹型保育システム」という保育士さんの研修システムが、あまりにわからなすぎるので突っ込んで聞いてみたら、「詳しくは、市の事業報告書に書いてあります。」と。
なので、市のホームページから事業報告書を見てみたら、びっくり!!
市内の保育士さん向けにやってる研修事業について、他のどの事業よりもしっかりと報告されていて、正直感動しました。

「市は何もわかってない。何もやってくれない。」
ずっとそう思っていたのが、ひっくり返った瞬間でした。
そして、市の事業報告書ってのがあるんだな!というのも新しい発見でした。

あと、その場に共産党の市議会議員さんが来てて。
なるほど、市議会議員さんというのは、こういうところに出没するのか!と。
ただ翌年から、議員さんがいるなら課長は来ないという話になったようで、ほほーなるほどーー政治っぽい!!なんて思ったりもしました。

学童の保護者会連合会(学保連)に参加してみる

これも学童の役員の中で何かやらないといけない中で、たまたま引き受けた役割。
その年の担当はアンケート係で、学童の保護者から意見を集めるためにアンケートの項目を決めて、その回答から市に提出する要望書を作成する、という仕事内容でした。

みんなで集まって、夜中までアンケートの項目を考えたり、要望書を作成したりして。
なかなかおもしろかったのだけど、実際にその要望書を出すのは来年の委員さんで、その要望が反映されるのは再来年度の予算だという流れを知り、なんだその絶望的な時間のかかり方はー!!!とめっちゃ憤りました。
なので、学童の保護者会で直接施設長に要望を伝えて、すぐにできる改善をお願いしてみたりもしました。

保護連や学保連は、団体としての市長との懇談の機会はなくて、いくつかの団体がまとまって交渉する「市民要求実現実行委員会(市長交渉)」という活動の参加していました。
私は関わったことがないから詳しくは知らないんだけど、そういう活動があるということにもびっくり!
ただ、私が知る範囲では、この市長交渉の場に今の市長は来ない、という残念な感じで、それにもびっくりでした!

イベントで市議さんに出会う

と、保育園や学童の活動の中で少しずつ市政の存在を認識していっている最中に、次男の就学先をどうするかという問題が出てきました。仕事をやめたのもあり、市内でやっている学びや発達に関わるようなイベントに積極的に参加していると、そこで次々と市議会議員さんと出会うことになります。
「何か困ってることがあれば、聞かせてください」と言われ、とりあえず待機児童で困ったとか、一時保育が使えなさ過ぎるとか、療育難民で困ってるとか、そんな話を市議さんにして。
そして何度か顔を合わせるうちに、ママ友パパ友のような気楽な話し相手となっていきました。

自主勉強会をやったら市議さんが来てくれる

長男が3年生の頃、宿題問題が勃発しました。
宿題をやりたくない。やりたくないけどやらないといけない。やらないといけないのにできない。できないけど、やらないのは嫌だ。と、毎日1時間宿題を前に、固まり泣く。
もともと教育学を学んでいて、学校や宿題という存在に疑問の強かった私は、この問題に私なりに取り組むことを決めます。
その1つが学びの場を開くこと。
場を開くことで、一緒に考えて行動してくれる仲間ができたらいいなと思っていました。
結果、その場には、市議会議員さんや今一緒に活動してる仲間が来てくれて。学校の学びについて考えるのは、学校だけでもなく、保護者だけでもなく、いろんなつながりの中で考えていけるんだ!と新しい発見でした。

市議会の傍聴に行ってみる

市議会議員さんと仲良くなり、どうやら市議会では身近な教育や学校の話、保育園の話とかがされてるらしいということを知っていくにつれて、
「市議会の傍聴、来てくださいよー!おもしろいですよ!」と言われていたので、行ってみることにしました。

その日は、文教子ども委員会という委員会で、ちょうど待機児童問題の話がされるとのこと。
ドキドキしながら市役所の3階の議会フロアに行ってみると、そこには市議会議員さんと市長や副市長に担当課の職員さんがずらり。

どんな話になるのかなーと思って聞いていると、保育施設の整備計画の評価についての話。すると、仲のいい議員さんが
「一時保育が使えないという話が出ていて、実際数値がかなり低い。これはどう評価しますか?」と。
前に私が困ってることとして話した話だ!!!
わーーー、私の声が届いてる!!!すごい!!!!

さらに、待機児童が減らない理由について、
市長が「計画段階の予測より、就業を希望する人の割合が増えたから」と回答し、
議員さんが「計画段階での割合はいくつでしたか?」と質問し、
担当課の職員さんが「○○%でした」と回答し、
議員さんが「その数値と実態にずれはありますか?」と質問し、
担当課の職員さんが「割合自体はほぼ計画の予測通りです」と回答。
その後休憩に入った瞬間に、市長が担当課の職員さんの方を向いて、「割合増えたよな?!増えただろ?!?!」と恫喝していて。
ひぇーーーー、こんな身近なところで、本格的なザ・政治家のやりとりが行われていたなんて!!!!!
と妙に感激し、それから市議会の録画配信を見るのが、ちょっとした趣味になりました。

3歳児待機児童問題を訴えかけてみる

そんなこんなをしている時に、三男が通っていた認証保育園で、3歳児待機児童問題が勃発しました。
そこの認証保育園は、2歳までの保育園で、卒園後は市内の別の保育園に転園しないといけないのですが、その転園の申込みで待機児童になった家庭が半数いたのです。これまでそんなことは一度もなかったのに、突然起きたこの出来事にみんなが呆然となりました。

その時に、当事者の保護者の方が「こういうのって、議員さんとかに言えばいいのかな?」とつぶやいたのを受けて、私が個別に仲のいい議員さん数人に相談してみました。
すると、翌日にはその中の一人の議員さんが保育園に聞き取りに来てくれて、状況の解説や、相談に乗ってくれて。さらに、その直後にあった市議会の代表質問でも取り上げてくれました。

私は、その録画配信のリンクを、同じ保育園の保護者のライングループに共有。さらに、困ってるってことをちゃんと市に届けるために、市役所にちゃんと問い合わせした方がいいよということも共有。
すると、保護者の方々から、


「これまで待機児童は諦めるものだと思ってた。保活うまくいった人が勝ち、うまくいかなかった人が負けみたいな感じで、それまで仲良かったみんながバラバラになっちゃう感じもあって、すごく残念だった。でも、違った。みんなで声をあげるって方法があったんだね。それを知れてすごく嬉しい!」

「保育園に入れなくて幼稚園に行ってるママも多くて、幼稚園=優雅なママなわけじゃなくて、みんな忸怩たる思いを持ってる。でも、それも我慢しなくてもいいんだと思えて、本当に感動した」

といった声を、何人かの方からかけてもらいました。

そして、その翌年は、その近くに新設園が急増し、3歳児待機児童問題は起きませんでした。
声をあげれば届く。声をあげるから届く。ということを身を持って体験した出来事でした。

市議会議員選挙を全力で楽しむ

そんなこんなで、市政っておもしろい!市議会議員さんって身近!!と思っていたところに、市議会議員選挙がやってきました。
仲のいい議員さんから応援を頼まれたので、全力で応援!
ウグイス嬢をやったりもしたのだけど、でももっと私なりの応援の仕方ってないのかな??と考えた結果、立候補してる方々を超個人的視点から紹介する記事を書くことにしました。

選挙の手伝いって全くやったことなかったんだけど、ポスター貼ったり、ウグイス嬢やったり、チラシ配ったり、本当にお祭りみたいな感じで、最後の開票速報がこんなに楽しみな選挙は初めてだったー!

しかも、この選挙では自公の議員さんの数が過半数取れるかとうかギリギリのところの戦いで。結果、数十票の差で自公が過半数以上を取ったので、自民党系の市長の市政がどんどんと進んでいるのだけど、もしかしたらねじれ議会になってたかも?と思うと、一票の重みもすごく感じた選挙でもありました。
そんなことも、選挙の裏側に関わったことでよーくわかるようになりました。

ついでに参議院議員選挙も楽しむ

市政がおもしろいなーと思って立候補者紹介の記事を書いたことに、それなりに反響があったのをいいことに、それから選挙のたびに解説記事を書くようになりました。

捨て票にならない。影響力を持てる投票行動。
こうやって読み返すと、そのあたりが私なりのおもしろポイントかもしれません。

PTA連合会(P連)で特別支援の要望に関わる

保護連、学保連とやってきて、そのおもしろさもわかってきたので、小学校でやるならPTA連合会かなと思っていた時に、P連の理事会に関わると特別支援教育に関わる話がたくさんあるということを知り、せっかくなのでやってみることにしました。

私がやっていたのはきょうどう学習委員会という、テーマを決めて学習する委員会の委員長だったのだけど、理事会の場で特別支援の話をしているうちに、教育条件整備委員会が出す要望案の特別支援に関わる部分を整えるのを任され。そのつながりで、市長懇談会にも同席させてもらうことになりました。

結果としては、見事にでしゃばりすぎてしまって、各方面からお叱りを受けることになるのだけど、市長と懇談する機会があるというPTAという団体の特別さみたいなものを実感する機会にもなりました。

教育長に会いに行く

いろいろと活動をしているうちに、自分で開いた勉強会に来てくれた方と一緒に、PTA改革について考えるワールドカフェをやることになり。その場に多摩地域のP連に関わる人たちが来てくれたのもあり、なんと複数の自治体の教育長が参加してくれました。
ただ、国分寺で開いたのに、国分寺の教育長は来てくれず。納得がいかないので、レポートを持って会って報告させてもらおうとしたら、あっさりと窓口で断られ。
断られちゃったんですよねー、と仲のいい議員さんに話したら、その議員さんが声をかけてくれて、すんなりと教育長に会えることに!
一人だとドッキドキなので、隣の市のP連会長をしていた友人にも来てもらって懇談してきました。当初30分の予定が1時間も話してくれて、PTAのこれからについてや、学校のあり方についても、いろいろと意見交換させてもらいました。

今は、教育がサービスになってしまっているが、本当は保護者と地域の人と一緒につくっていくもの。
PTAは中学校区をベースに連携を強めていけるといいのでは。
先進的な事例は地域と連携した現場でこそ起こってくる。それを拾っていきたいと思ってるから、まずは現場で動いてほしい。
そんな話があがりました。

教育長なんて、遠い遠い存在だと思っていたのが、なんだか近付いてきた。いや、近付いてるのは私か?!と、この頃から大分感覚が麻痺してきました。

東京都子供子育て会議の都民委員になってみる

市政っておもしろいよー、政治っておもしろいよーなんて話を楽しく聞いてくれてた友だちが、ある日突然「れいちゃん、こんなのどう?」と突然送ってきたのが、東京都の子供子育て会議の委員募集。
よくわかんないけど、平日日中だし、なんかおもしろそうだし、やってみるか!とめっちゃ軽いノリで申し込むことに。

この委員は、東京都の子供子育て支援計画がうまく推進できているかを、いろんな立場の人が集まって協議する場に都民代表として参加するというもの。
文京区で一時保育・ベビーシッターを使いこなし、国分寺に引っ越してからも認証保育園・認可保育園・一時保育を使いこなし、療育難民になったりしながらも特別支援を受け、これから幼稚園に行こうという子を育ててる、こんな全方位照準の当事者なかなかいないでしょ!!!と、強気で申し込んでみたら、書類審査・面接審査を経て、26人の申込みがあった中の2人として選ばれました。

そこではじめて、行政計画の存在と、こういったことを話し合う行政の委員会の存在を知ります。
そして、どうやら、国分寺市にも同様の計画と委員会があるらしい?!と調べてみると、やっぱりあって、しかもそういった委員会のいくつかに、「保護者代表」という枠でP連から委員さんを送り込んでることが発覚。
そういうことだったのね!

パブコメを出してみる

東京都の子供子育て委員になることになり、子育ての行政計画があることを知った直後に、国分寺市でも「子ども若者・子育ていきいき計画」の策定に向けて市民から意見を集めるパブリックコメントが実施されることを知りました。
なぜ年末12月のめっちゃ忙しい時期にやるんだ!?と思いつつ、友人数人に声をかけて、この計画を読み解く会をやってみよう!と盛り上がり、結果その会は体調不良でできなかったんだけど、その時の仲間で意見交換しつつ、ドキドキしながら初めてパブコメを出してみました。

パブコメって聞いたことはあったけど、なんか意見出すやつだよね?くらいで良く分かっていなかったんだけど、行政側が計画を策定する時とか重要な事業を行う時に、広く市民の人から意見を募るってやつだということを知り。しかも、結果は必ず公表されるというのもあり、これはおもしろいかも?!とパブコメに注目することになりました。

すると、その直後に「教育ビジョン」という市の教育についての総合計画についてのパブコメを募集していて。これについても友人に声をかけて、みんなで意見を出してみよう!ということになりました。
その中で、不登校支援について「学校復帰を目指す」と書いてあり。これはさすがに違う!!ということで、文科省の通知を引用して、学校復帰だけではない教育機会確保を目指してくださいと意見を出したところ、「学校復帰を目指す」と文言修正がありました。
たった一文字かい!と心の中で突っ込んだのですが、いろんな人に話を聞くと、行政計画で文字の修正が入るって、結構すごいことみたいで。この「等」があることで、今後市議会議員さんとかがこの一文字を根拠に支援の要求をしていく事が出来たりする。それくらい大きなことなんだと教えてもらいました。

P連の活動ででしゃばりすぎて怒られた経験から、団体を代表して意見を言う立場の難しさを実感していたので、パブコメという形で一市民が自由に意見を出すことができるということの面白さと、実際に行政の在り方に関わることができる面白さにハマり、その後もパブコメは積極的に提出しています。

市民活動団体に所属してみる

P連で特別支援教育についての要望を提出していたのだけど、P連は基本的にはすべてのPTAの総意として活動するもの。なので、特別支援教育の話ばかりやるわけにはいかないという現状がありました。
じゃあ、どこか特別支援に関する要望活動をしっかりできるところはないのかな?と思っていた時に、同じ支援学級のママさんに声をかけてもらって参加し始めた活動が、手をつなぐ親の会。
この会は、障害者の家族が市に要望を提出することで、もっと暮らしやすいまちを実現していくことを主な活動をしていて。その中で特別支援教育についての要望も出していけるという事だったので、活動に参加してみることにしました。

昔からある団体で、市長や担当課長との懇談の機会もあるらしく、親の会の要望でこれまで実現してきたこともたくさんあるとのこと。ただ、会員になるとそれなりに負担もあり、それもあって若い世代の会員が激減していて、なかなか学校に対する要望は具体的に出せてないとのこと。これは市民活動あるあるですね。
今は、ちょっとずつ活動に参加しながら、学校への要望も伝えてもらっている段階です。

市議会解説記事を書いてみる

そんなこんなをしてるうちに市議会の傍聴が楽しくなってきて、暇があれば市議会のオンライン配信を見ていて。
公報じゃ伝わらないこのおもしろさを、もっともっと広く知らせるべし!と思ったので、またしても私の超個人的視点でシェアしてみました。

このあたりで、自分のオタクさ加減に自覚を持つようにもなってきたのだけど、本当におもしろくて。この面白さを伝えねば!と、何やら使命感みたいなものも芽生えてきました。

コロナの一斉休校で緊急要望を出してみる

そんなこんなで過ごすうちにコロナがやってきて、突然の一斉休校。校庭開放も止まり、公園の遊具にも禁止のテープが張られ。
居場所を失った子どもたちのために何ができるんだろうと、P連の理事のみんなで話し合った結果、市に緊急で要望を提出することになりました。

校庭開放や三密になっていた学童への校舎貸出などの要望を提出したところ、ほぼそれと同時に、市が校庭開放の実施を決定。それは、P連だけじゃなくて他の議員さんたちやいろんな人たちが動いてくれた結果なんだけど、同じ小学校のママ友から、「れいちゃん、P連で校庭開放してくれたの?!すごいじゃん!!絶対無理だと思ってた!!ありがとう!!!」と、連絡をもらったりしました。

市長への手紙も出してみる

コロナの一斉休校の際には、市長への手紙も出してみました。
あまりに学習の機会が確保されていない状況に、時差登校で人数を減らすやり方で学校を再開してほしいということ。あとは、オンラインの活用にすぐにでも取り組んでほしいということ。そのあたりを提出しました。
行政職員の方々が忙しいことはわかっていたので、返信はいらないということで出しましたが、送るときに返信が欲しいと伝えると、時間はかかるけど担当課から返信がもらえるようです。
パブコメのように何かのテーマとかではなく、フリーテーマで常時意見を提出できる仕組みなので、何かあればどんどん活用していけるといいのかなと思っています。

はちマルカレッジでぐるグルしはじめる

コロナ禍の中で始まったクルミド大学政治学部はちマルカレッジ。
カレッジマスターが私の市議会解説記事を読んでくれていて、これは市政オタク仲間が増える!という喜びで参加を決めました。
その活動の中で、気軽に政治について話せる場をつくりたい、つくれる力を身に付けていきたいということで始めたのが「ぐるグル」。
最初はフリーテーマでやることも多かったけど、徐々にテーマを絞った開催になってきて、国分寺をテーマにした回も何度か開催をしました。
開催するたびに、市のいろんな事業に関わる人が参加してくれたり、青年会議所の人が参加してくれたり、それぞれにいろんな関わり方があるんだなーと学ばせてもらってばかりです。

国会に寄り道してみる

はちマルカレッジが始まる少し前に、国の補償について書いた記事がバズり、そこから国会にも興味を持ち始めました。
国会の面白さを教えてもらうトークライブをやってみたり、国会の文科委員会のネット配信を見て推し議員を見つけたりしていたところ、はちマルカレッジを通じた出会いで、その推し議員さんとつながることが出来ました。
そこから、国会見学に行ったりclubhouseでファンミーティングをやって、何人もの国会議員さんとめっちゃフランクに雑談させてもらったり。

おもしろいのは、市政だけじゃない。都政だって国政だって、やっぱりおもしろい!そして、それぞれに自分なりに関わる方法があるということが、わかってきました。

都知事選にも寄り道してみる

都知事選もあったので、こちらも解説記事を書きました。
もはやどんだけおもしろがりたがりなんだと、自分のオタクさ加減にうんざりしてきました(笑)

P連代表として市の委員会に参加してみる

もはや政治に関わることも日常になってきたころ、P連に委員会へ人を派遣してほしいという依頼が来ました。
(仮称)国分寺市移動等円滑化基本構想策定協議会作業部会部会員。
簡単に言うと、バリアフリーなまちづくりを進めるための基本構想づくりに、市民としての意見を伝える役割。なぜP連に依頼が来たのかというと、小さな子供を連れた親の意見を聞きたいので、その立場に一番近くてお願いしやすい団体ということらしい。
ちょうど4歳になる小さな子供もいるし、ということで引き受けることにして、委員会に参加してみました。

担当課の方が用意してくれた書類を確認して、それについて意見を出していく。参加した回では、どこをバリアフリーの重点的に対策をするエリアにするべきかという話で、市民としてよく使う道はどこかとか、あそこの道が子ども連れではどうしても使いにくいとか、そんな意見を伝えさせてもらいました。どのように反映されるかはわからないけれど、基本構想を策定する過程に関わるというのは、少しワクワクするようなところがありました。

ちなみに、今年度から他の委員会にもP連から派遣されて参加予定です。

市の予算を読み解く学習会を開催する

そんなあれやこれやをやってるうちに、市の予算の仕組みを理解することがやっぱり必要なのではという気持ちが強くなってきて、市議会議員さんに協力してもらって学習会を開催しました。
市の予算の仕組み、予算書・決算書・事業報告書の見方を教えてもらい、そこからいくつか気になる事業について複数年の事業報告を追って見ていく。そうすると、市がどのように事業を評価し、どのように予算を積み立てているのかというのの見方が分かってきます。
そして、こういった事業評価の時のベースになるものは何かというと、それこそが行政計画。なので、行政計画はやはりとても大事になるのです。

行政計画と予算のあちこちに、市民参加のチャンスが眠っている

その行政計画の一番上位にあるのが、国分寺市の総合ビジョン
この総合ビジョン策定の際には、やはり委員会が開催されていて、そこには公募の市民が参加しています。さらには市民ワークショップも開催されていて。ただこれについては、誰でも参加できたのかと思いきや、無作為抽出した3000人の中で申込みをした人が対象になっていたとのこと。参加したかったなぁ。。。

この総合ビジョンのもとに、様々な教育ビジョンやら子育て支援計画やらバリアフリー基本構想やら、様々な計画がつくられていき、そのそれぞれでアンケートや関係団体に意見の聞き取りが行われたり、委員会が開催されたり、そこに市民公募枠があったりなかったりして、そしてできあがったものについてパブコメの募集があり、パブコメを経て、市議会で最終的に確定する。

さらには、それらの計画をもとに毎年予算が組まれていて、その予算を組む時に参考にするための市民の声として、いろんな団体がアンケート等で要望をまとめて提出している。
そして、出来上がった予算についても、最終的に市議会で決定されて、その予算を元に税金が使われていく。

この大きな流れの中のあちこちに、市民参加のチャンスが眠っています。

まだやれてないけどやってみたいこと

といろいろと書いてきたけど、まだまだやれてないこともいっぱいあるので、やってみたいことも挙げておきます。

①陳情・請願を出してみる

要望を担当課に出すとかではなく、直接市議会の場で取り扱ってもらうために、陳情・請願を出すことが出来ます。今はまだ陳情・請願を出したいという出来事に出会っていないけれど、どこかのタイミングでそういう事が出てきたときには、迷わず出せるくらいの気軽さで考えておきたいなと思っています。

②出前講座を依頼する

行政の担当課の方にお願いすると、出前講座として行政の事業について解説してくれるという仕組みがあります。
これ、どこかのタイミングで対話の場とセットで開催してみたいなぁ。

③提案型の協働事業に応募する

市の予算を活用して、行政の担当課と協力しながら提案した事業を進めていくというもの。
対話の場づくりとか、主権者教育とか、そういうのを協働事業として提案して受託する、みたいなことができるようになったらいいなぁとか、そんなことを思ったりもしています。まだふんわりとした段階なので、もうちょっと具体的な感じになったら、一歩踏み込んで行政事業の担い手側になるという事にもチャレンジしてみたいと思っています。

一つ一つに、丁寧に関わり続ける

こんなことばかりやっていたら、プロ市民ですね!と言われることが増えてきました。
最初は、目指せプロ市民!とか言ってたので嬉しい面もあるのですが、なんとなくこの「プロ市民」という言葉に違和感を感じています。

私が目指したいのは、誰もが当たり前にまちに関われる社会
プロだからと線引いてしまうことで、私とあなたは違うとなってしまったら残念だなと思うようになってきました。
それに、私は私なりの関わり方をしてるけど、もっといろんな人たちがいろんな関わり方を見つけている。だから、誰がプロだとかそんなことは全くないんだろうなと思っています。

私も最初は保育園や学童の委員をたまたま引き受けたことから始まってるし、困ったこと気になった事に踏み込んで関わっているうちに、ここまでたどり着いたという感じです。

市政の中で市民に開かれている機会の一つ一つに、丁寧に関わり続ける。
一つ一つは小さいことでも、その小さな関わりがきっとまちをつくっていく。たくさんの人が、その人なりの思いを持ち寄って丁寧に関わるようになっていけたら、このまちがもっとおもしろいことになるんじゃないかと思います。

そして、その積み重ねが、豊かな暮らしにつながっていくんだと信じて、今日も市政を楽しみながら暮らしています。


この記事を書くにあたって、まえがきを書き始めたら止まらなくなってしまった。オタクは多弁ということでご勘弁を。
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