6/25の日記(親のような気持ちで)
昨日、OJT成果発表会なるものがあって、自分が担当した後輩2人が立派に発表していた。私はリモートでの参加だったので、画面越しではあったけど、自分の言葉で堂々と発表しているその姿に、少し感動してしまった。
去年の7月、配属されたばかりの二人は自信が無さそうで、居心地が悪そうに席に座って黙々と課題をこなしていたけれども、昨日の彼らは、これまでの実績をしっかり伝えながらも、まだ自分たちの足りない部分を自覚していて、早く一人前の社会人になりたい、安心して仕事を任せられる技術者になりたいと締めくくっていた。親バカだと思うが、他の人よりも2人は良く発表出来ていたと思う。
実は、私がOJTトレーナーとして指導したのは3か月くらいだったと思う。彼らは、配属先のプロジェクトが決まらないままうちの部署にきた。私が指導していたのは初めてのプロジェクトが決まるまでの間だけだった。
2人がプロジェクトに配属された後も週1回は簡単な面談をしていて、相談相手として関わってていた。なので、通常のトレーナーよりも親のような気持ちが強くなっていたようだ。
10歳以上も歳が離れているし、初めは正直どうしようと思っていた。当時はOJTトレーナーとしての作業以外に振られていた作業にてこずっていて、割と頼りない先輩だったのに、ついて来てくれてありがとう。多分、二人とも初めての先輩で頼りないかどうか分からなかっただけだと思うけど。
二人ともそれぞれに良いところがあって、本当に成長が楽しみだ。彼らの真面目さなら技術を身に着けることはそう難しくないと思う。だから、何より人として大きく成長して欲しいと思う。後輩に対して親みたいな気持ちになるのは初めてで、これが歳を取ったということなのかもしれない。
もしこれを読んでいる社会人1年目で自信を無くてしまった人がいたら知っていて欲しい。他の何かの記事にも書いてあったけれども、新人はその存在自体に価値がある。知らないことばかりだから、周りから与えてもらってばかりだと感じることが多いと思うけど、良い意味で先輩社員やチームに与える影響は大きい。君たちに教えるために勉強し直したりして、先輩も背伸びをしています。もしお世話になったと思うなら、それは自分の後輩に返してあげれば良いと思う。
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