見出し画像

「助け合いの精神、無私無欲の行為」

写真は、私の額縁に入れてある絵。戦地でクリシュナ神がアルジュナに、カルマ・ヨーガを説くバガヴァッド・ギーターの名場面。

先日noteで書いたご近所さんのお母さんが、実はご高齢のご近所さんを病院に連れて行ってあげたりしているのを知った。やはり、田舎は年齢層が高いのでお爺さんやお婆さんだけの家も多い。お母さんは、何か料理を作ってはこまめに置きに行っているし。凄いな…と改めて尊敬する毎日。東京では、隣に誰が住んでいるのかもわからなかったり、ご近所さんっていってもすれ違う際に挨拶する程度の存在だった。家族でもないのに、ご近所さんの為に運転して病院まで往復してあげる…これ、助け合いの精神だよね。

助け合いの精神か…今朝掃除機をかけながら、いろいろ考えていた。伝統的な(トラディショナルな)ヨーガを勉強したことがある人はおわかりだろう、ヨーガの一つに"無私無執着の行為を勧めるカルマ・ヨーガ"というのがある。カルマ・ヨーガ=無私無欲の行為。見返りを求めない行為。動機や行為の結果を省みることなしに行われなければならないところに、このカルマ・ヨーガの貴さと難しさがある。我(エゴ)という思いを入れないで行うことが、カルマ・ヨーガの本髄。お金や名声を得る為にする行為は、カルマ・ヨーガとはいわない。私が渡印・渡米し(先生方から学び)、生徒の皆に一番大切なこととして教えてきたこと。身体を動かすポーズ(アーサナ)が綺麗にできることだけが、ヨーガではないよと。お母さんの場合、助け合いの精神が既に立派なカルマ・ヨーガになっている。

久しぶりに、古代インドの二大叙事詩の一つマハーバーラタの第六巻ビーシュマ編『バガヴァッド・ギーター』を読み返してみたくなった。ヨーガの代表的な教典で、インドのアーシュラム滞在中はよく朗唱されていた。

いつも、読んでくれてありがとうございます♡ スキやシェアやコメント、サポートも本当に感謝❤️ 皆の応援が、原動力となりガンバっています👊😊