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甥っ子の誕生日プレゼント

あっという間に年も明け、1月23日。1月も2/3以上が過ぎてしまいました。今更ながら甥っ子のクリスマス時期のエピソードを綴りたいと思います。

クリスマス時期が誕生日の甥っ子。
盛大にお祝いしてあげたいところだけど冬休みなので実家に帰ってしまいました。
特に我が家でお祝いしてあげるタイミングもなさそうで、ちょっとがっかりしたような、師走の忙しい時に準備でばたつく必要もないのでホッとした様な・・・。

誕生日プレゼントの希望は本人に聞いてみました。筋トレが趣味なので、プロテインか、ダンベルとかかな〜と思っていたら、驚きのリクエストがありました。

「う〜ん。。。。プロテインは手頃なのを自分で買ってるし・・・。
あ!またガトーショコラ一緒に作りたい!」

ですって。

そう、甥っ子とは過去に2回ガトーショコラを作ったことがあります。確か、3年前(甥っ子が中学1年)で我が家に下宿を始めた頃だったかな?その次は、去年の彼女の誕生日。今回は自分の誕生日に、好物のガトーショコラを自分で作りたいというのです。

私と作りたいわけではなく、一人では作れないから一緒に作るしかないのですが「一緒に作りたい」という悩殺ワード。叔母のハートを鷲掴みです。女をその気にさせる男だな。人たらし男だな。将来が安心なような、心配なような・・・。
いづれにせよ、可愛い高校生男子ですよね。

というわけでお互いの予定が合う日をチョイスして、その日がやってきました。
甥っ子一人でうちに来ると思っていたら、なんと!彼女も連れてきたのです。彼女も一緒にケーキ作るのか?と思ったらそうではないらしく、彼女は出来上がるまで待ってます、とのこと。
よくよく話を聞くと、完成したケーキを持って、彼女も一緒に実家に行き、家族と一緒に誕生日会をすることになったそう。

ならば張り切って美味しいケーキ作らないとね。

甥っ子はエプロンがチョコレートまみれになりながら、なんとかケーキ生地を型に流し込みオーブンへ。そこから、焼き上がり、それを冷やして、持ち帰りの箱に詰めるまでにさらに1時間半くらいかかります。その間に甥っ子は自分の部屋の年末大掃除をやることに。実は冬休みに実家に帰る前に自分の部屋の掃除は自分でやっておくように約束していたのですが、それをすっぽかして実家へ帰ってしまっていたのです。前もってやっていれば、ケーキの準備ができるまで彼女をゆっくりお喋りできたのに・・・。

甥っ子はジャージに着替えて、棚の上の埃を拭いたり、ベッド下まで丁寧に掃除機をかけたりと大忙し。その間、私はコーヒーを準備して甥っ子の彼女とガールズトークをすることに。

「甥っ子くんはさ、優しいけど、計画性なくてイラッとすることない?」
「あ!あります!笑。男兄弟いるから慣れてますけど。」
「だよね〜男ってそういうとこあるよね〜笑」
「ありますね〜笑」

なんて会話を女子高生と繰り広げながら、女子の方が随分大人でしっかりしてるな〜と感心。可愛くて賢い彼女に愛想尽かされる日もそう遠くないかもしれません。

ジャージから普段着に着替えて、ケーキ焼いてる間に掃除までした俺って凄くない?と言わんばかりのドヤ顔で戻ってきた甥っ子。女子同士の会話の内容を知らぬは甥っ子ばかりです。

その夜、大好きな彼女や家族に囲まれて甥っ子は幸せな誕生日を過ごした様です。叔母ママからはケーキを作る以外に、彼女とデートの時に使えるスタバカードをプレゼントしました。でも本当のプレゼントは、甥っ子の成長を愛情をもって側で見守ることだと思っています。きっと本人は気が付かないプレゼントだと思いますが。。。。甥っ子のこれからの1年が良い年になりますように。



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