見出し画像

とんでもない忘れ物

少し前なんですが、家族旅行で台湾に行ってきました。我が家の甥っ子も連れて。

甥っ子は初の台湾だったので、とにかく台湾グルメを楽しみにしていて、私が引くほど食べまくる。
夜市でたらふく食べ歩きをした後、火鍋レストランに行き、ご飯3杯もおかわり。まさに胃袋がブラックホール。太りたくないから、と普段私が作ったトンカツなどの揚げ物の衣を剥がしてるくせに、なんなんだ!と腹が立つほどの食べっぷりでした。

翌朝も朝食を食べに行く前に、1人で朝マックにも行ったらしいのです。日本にはないメニューがあるから、どうしても食べてみたかったそう。

感心したのは慣れない海外なのに1人でマックに行くという勇気。がっかりしたのは、英語が苦手な甥っ子は店員さんとの英語のやり取りが全く出来ず、呆れられて、半ギレされたそう(笑)
なんとも甥っ子らしいエピソードです。

今回は家族旅行という事で、タクシーに乗る時など二手に分かれる事もあったため、連絡が取れないと困るからWi-Fiルーターをレンタルしました。
それを、しっかり管理するように!と甥っ子に託していたのですが…

あっ!!Wi-Fi忘れた!!

と甥っ子が声を上げたのは、バスで移動し、目的地に着いたので、バスを降りた瞬間の事でした。
既にバスはなかなかのスピードで走り出した後。地元福岡のバスならば、連絡先も終着駅もわかりますが、何せ台湾です。行き先も連絡先もさっぱりわかりません。

甥っ子は電波が悪いから、とバッグからルーターを取り出して手に握っていたそうです。そんな事で電波がよくなるわけでもないのに…
夫にガツンと怒られた甥っ子は、しゅん、、、となり一言も口を開きません。

その後、食事に行ったのですが、「起きてしまったことは仕方がないから、残りの旅行を楽しもう!」と甥っ子に気持ちを切り替えるように促し、食事を始めた瞬間、「美味いっ!!何食べても美味い。やっぱ、俺に台湾は合ってる!!」とニコニコしてるではないですか。

そうか、そうか、それは良かったね。
君が美味しく楽しい旅行になって良かったよ。

結局、叔母夫妻は、帰りの空港のWi-Fiレンタルカウンターで、ルーター紛失の補償料金を約2万円払ったんだけどね。涙

甥っ子のおかげで忘れられない旅行の思い出が1つ増えました。
甥っ子がいつか社会人になったら2万円くらいする回らないお寿司に連れて行ってもらおうと強く心に決めたのでした。

よろしければサポートお願いします。甥っ子と美味しいデザートでも食べてコミュニケーションをとる費用に使わせていただきます。