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【英語発音】今度こそ fifteen と fifty を間違えずに言いたい

こんにちは
英語コーチの ながき れいか です。

頭では分かっているけど
どうしても発音がうまくできない英語、
「間違えそうだ」と気をつけても
結局間違えちゃう発音って誰にでも
あると思います。

私はexperienceとexperiment
気をつけても口から出てくるのは
いつも言いたいのと逆の方。

同じような悩みを持つ生徒さんが
先週、送ってくれた英語日記です。

I had a very busy day. I went to the department store to buy chocolates for Valentine's Day. I went to the gym to work out. (中略) I walked fifty thousands steps today.

(とても忙しい1日でした。デパートでバレンタインのチョコを買いました。ジムに行って運動しました。 ~中略~ 今日、5万歩も歩きました。)

スピーチとして録音した音声
送ってくれました。

fifty thousands steps!!

えーーー、と驚いて
「50,000 steps!!!🤯」
と返事をしたら、

あ、発音間違えました。fifteen thousands steps (15,000歩)でした。
仕事でも、「15分休憩」と言ってるつもりでも、毎回「fifteen or fifty?」と聞き返されてしまいます。どうにかしたいです。

こんな言葉が返ってきました。

thirteen と thirty
fourteen と forty
sixteen と sixty
などなど、
頭では違いが分かっているけど
口から出てくると「アレ?」となる。

今日は、
「今度こそ fifteen と fifty を間違えずに言いたい 」
そう思う生徒さんと一緒に取り組んだ
トレーニングをご紹介します。


まず「fifteen」から

・音節は2つ
・2番目の音節にアクセント

fifTEEN、こんなイメージです。

そして「fifty」

・音節は2つ
・1番目の音節にアクセント

FIFty、こんなイメージです。

「これは分かってるんだよ」という方も
多いと思います。

「fifteenは、後ろを長く伸ばすけど、fiftyは伸ばさない」

そう言われて自分で発音しても
「うぅ〜ん、これでいいのだろうか」と
モヤモヤしたまま放置。

いざ使う機会がきて「fifty」って言ってみると
「アレ?」ってなる。

先の生徒さんも、この段階でした。
じゃあ、どうするか。
1ステップずつ見ていきましょう。



Step 1)英語のアクセントを理解する

英語のアクセントを知るには
実は、日本語について考えると分かりやすい。

まず、「橋」と「箸」を
声に出して言ってみてください。

日本語のアクセントは
「橋」と「箸」のように
音程の高い低いで区別します。
シンプルです。

ところが、英語のアクセントは

1) 音程の高低もあるのですが、
他にも
2) 音の長さ
3) 音量の大小
4) 音の質 (はっきり発音するか)

4つの要素を組み合わせて
単語のアクセントを発音します。

学校では

アクセント記号「´」がついている部分を強く発音しましょう

と指導されることが多いようです。
これはアクセントの3)の要素です。
他の3つの要素も知ることで
より英語らしく、伝わりやすい発音になります。

Step 2) アクセントの要素をバラバラに練習

英語のアクセントの仕組みを理解したら
実際に、自分で発音できるように練習します。

脳は複数のことを同時に処理するのが苦手

4つの要素を1つずつ練習しましょう。

1) 音程の高低
fifteen → 後ろの音程を上げて
fifty → 前の音程を上げて

2) 音の長さ
fifteen → 後ろを長めに
fifty → 前を長めに

3) 音量の大小
fifteen → 後ろを音量大きめで
fifty → 前を音量大きめで

4) 音の質 
これは少し難しいかもしれません。
アクセントのある部分を「はっきり」発音する
fifteen → 後ろ、fifty → 前
これは、意識せず「普通に」言えばいいです。

アクセントのない部分を「いい加減に」発音する
これが重要です。

「いい加減に」とが文字では伝えづらいのですが

すごく疲れている時、何もしなくない時
口を動かすのも面倒くさい自分、
をイメージしてください。

「はっきり」ではなく「あいまいに」

Step 3) 英文を作って練習


練習したfifteenとfiftyを使う場面を想像して
英文を作ります。

My son will be fifteen in April.
My husband is fifty one years old.

どちらも事実です

「使いそうだな」という英文を作ってみましょう。

Step 4) 録音して自分の発音を聞いてみる


発音を練習する時は
録音するのがオススメです。

自分の声を聞くのはゾッとしますが
「言いっぱなし」では上達が難しい。

聞いてみると

「自分が思っていたように発音できていないな」
「なかなか良く発音できるようになったな」

色々と気がつくことがあります。
他人に指摘されるのではなく
自分で気がつくことが上達の近道だと思います。


とても長くなりました。
発音について文字で伝えるのは
限界があると再確認してしまいました。

でも、ゆっくり自分のペースで読みながら
発音を学びたい人もいるかもしれない、
そう思い最後まで書きました。

ここまでお付き合いいただき
ありがとうございます。

4月に発音のワークショップをします。
札幌とオンラインの両方でする予定です。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
詳細はまたnoteでご紹介いたします。


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