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「英語の発音、なんでこんなに難しいのですか?」

「英語には日本語の何倍も音がある」
英語の発音が難しい理由の1つとして
よくこんなふうに説明されています。

どういうことかというと、

[母音編]
thank の 'tha'
thumb の 'thu'
母音が'a'と'u'で違うのに両方とも「サ」

sand の 'sa'
sun の 'su'
これも母音が'a'と'u'で違うのに両方とも「サ」

[子音編]
thank の 'tha'
sand の 'sa'
子音が'th'と's'で違うのに両方とも「サ」

thumb の 'thu'
sun の 'su'
これも子音が'th'と's'で違うのに両方とも「サ」

まとめると
'tha'も'thu'も'sa'も'su'も
発音を日本語で表すと「サ」になる。

日本語では識別しない音を
英語では区別して発音します。


ここまでの説明で頭が痛くなってきた方は
ぜひ、こちらのCMをご覧ください!


Pizza Hut
Ringer Hut
Yellow Hat

母音が違うのに3つとも「ハット」です。
そして同盟まで結ばれています(笑


毎日「同じ音」だと思って、
話して聞いている音を
区別して使えるようになるのは難しそうです。

実際、大人が耳だけで英語の発音を学ぶのは
とても難しいと思います。
日本語を聞き取ることに特化した耳で
'hat'や'hut'を聞いても「ハット」と
無意識に変換して聞いてしまうからです。

音読やシャドーイングで発音を練習する前に
英語の音を知る必要があります。

「習うより慣れろ」ではなく「習ってから慣れよ」

「大人の英語発音講座」p.11 (私が持っているのは旧版です)

斎藤弘子先生の言葉です。

「英語はピアノや水泳と一緒。使わなくちゃダメ」
これは、全くその通りです。
使って初めて、気がつくことも
使うことで上達することも
たくさんあります。
アウトプットをすることは大切です。

それでも、大人の耳には「実践あるのみ」は厳しいです。

音読練習をしていて、
「私の発音、何かが違う」
「いつまでたってもカタカナ発音だ」
「モデル音声と同じように発音できない」
このような悩みを持っている方は
英語の音について学んでみませんか?

色々な発音本が市販されていますが、
「大人の英語発音講座」は
英語の発音を初めて学ばれる方でも
面白く読んでいただけると思います。
目から鱗の英語発音情報がたくさん載っています。



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