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なぜ[飽き性で移り気な私]が英語講師という仕事だけ続けられるのか

初めて会った人に仕事の話をする時、少しドキドキします。
一般的に英語が苦手な方が多いせいか、「英語講師です」と言うと、
大抵「すごーい」と言ってくれます。
何もしていないのに、手放しで感心されるとドギマギしてしまいます。

そして、次に、

「誰に何を教えているの?」と聞かれます。

色々なクライアントがいますし、
守秘義務があるのでペラペラと話すわけにもいかず、
いつも説明につまる質問です。


1年半前、新しい土地に引っ越してきました。
何度も自己紹介をする機会があり、改めて考えました。

「私って、誰に何を教えているのだろう?」

英語講師を始めて、かれこれ17年。
生後半年からの赤ちゃんコース、
海外の大学進学準備コース、
TOEICスコアアップコース、
シニアからの英検挑戦、
本当に色々なコースを担当させていただき
たくさんの素晴らしいご縁をいただいてきました。

「こういうコース、担当してみませんか?」と声をかけていただき
見切り発車で挑戦したこともありました。
講師としての引き出しが少しずつ増えていくようで、
新しいことを学ぶ喜びも感じることができます。

「英語を学ぶ」と日常生活を変えることになります。
長い期間にわたり、英語があなたの生活の一部になります。
その中のほんのひと時ですが、講師としての私も
人生を一緒に歩ませてもらうことになります。

テキストに沿ってレッスンを行うことも多いのですが、
やはり「ことば」を学ぶなかで
色々なお話をうかがい、趣味や夢中になっていること、
考え方や、(英語以外の) お悩みをうかがう機会もあります。

そして、英語学習の目標を達成したり、
転職をしたり、新しい世界に出会ったり、
大きな人生の節目に立ち会わせていただくこともあります。

何人分もの人生を経験できます。
だから、飽きることがないです。
月並みな表現ですが、1人として同じ人はいません。
毎回、初回のレッスンは凄くドキドキするし、
初回じゃなくても、常に(ワクワク多めの)緊張します。
いつも新しいからです。


最近、「誰に何を教えているの?」と聞かれたら、
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英語の壁を乗り越えたいと決心した人と一緒に、
壁を乗り越えるための道具やトレーニング方法を、
探しています。
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と答えています。

一生懸命考えた末、今できる説明のベストだと思っています。
相手の方の「?」という顔を見るのが少し楽しいです。
毎回新しい二人三脚なので、飽きようにも飽きられません。

だから[飽き性で移り気な私]でも、
毎日ワクワクして英語講師をしています。


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