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母の日にみつけた私の趣味と特技:お母さん、ありがとうね
今年の母の日は、これまでと違う。
母がホームに入って初めての母の日
離れて暮らしていても電話で話せた
去年までとは、やっぱり違う。
今年は声を聞けないから、
ゆっくり母のことを考えることにした。
保育園のときに母が書いてくれていた
ノートを引っ張り出してきた。
![](https://assets.st-note.com/img/1715502823961-onSe3q6WWA.jpg?width=800)
朝ごはん、睡眠時間、週末にしたこと
達筆で色々と書いてある。
3人の娘を育て、洋裁の仕事をしながら、
父の自転車屋さんも手伝っていた
すごくすごく忙しかったはずなのに、
「お母さん」も頑張ってくれてたんだ…
ノートに書いてある出来事の1つ1つ
残念ながら、ほとんど憶えていない。
ある日の記録、、、
![](https://assets.st-note.com/img/1715502869751-2QweoHnTz0.jpg?width=800)
私は、姉と妹がいる3人姉妹の真ん中。
運動神経バツグンで活発な姉、
ニコニコ優しく人好きな妹。
私はというと、
いつもその場にとけこめないというか(遊んでいても)早目に帰ってきてしまいます
そんな子だったらしい。
そんな記憶はしっかり残ってる。
ワーワーいっている子ども達を
目の当たりにして、どう振る舞っていいか
分からなくて、ボーッと立ってた記憶。
母の目にも、そんなふうに映っていたんだ..
言われたことないから知らなかった
私の母は「〇〇がダメね」と言わない。
「えらいね」「すごいね」って、たくさん
褒めてくれるような感じでもなかった。
どんな感じかというと、
よく見てくれてるのです。
例えば、お手伝いの床拭きの記憶
たぶん5、6才のころ。
そんなに広いダイニングじゃなかったけど
四つん這いになって、床を拭いていると
はぁはぁと息があがった。
少し休憩しているときに、母が来て
レーちゃん(私)の床拭きは、いいね。四角い部屋を、ちゃんと四角く拭いてるから。パッパッと拭こうとすると、角も丸く拭いちゃうことが多いんだよ。でもレーちゃんが拭いてくれると、四角く拭いてくれるから助かる。
それを聞いて、「うわぁ」って胸がおどった。
自分がどう床を拭いているかなんて
考えたこともなかったけど、
「私のやっていることは特別なんだ」って
気持ちにしてくれたことを憶えている。
「私は床拭きが上手なんだ」
そう思ったら俄然ヤル気がでてくる。
それから、好きなお手伝いは「床拭き」
もしかしたら、あれは母の作戦だったのか?!
床拭きという面倒くさいタスクを
魅力的なものにみせるマジック。
いやいや、そんなことはないと思う。
…それでもいいのかもしれない。
実際、あの頃の私は喜びで胸を震わせたし
なにか自信のようなものを得たから。
実はわたし、
誰かの素敵なことや、得意なこと、
素晴らしいこと、良きところを
見つけるのが好きだし、うまいんです。
それは母から受け継いだと思ってる。
その人もまだ気がついていない「いいね」を
見つけて伝えるのが趣味で特技です。
世の中のお母さんたち、いつもありがとう!
素敵な母の日を過ごしてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1715503067320-WD12o0997q.png?width=800)
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