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ガンプラに最適なニッパの話。

ガンプラ製作に便利な工具やサポートグッズについて、ご紹介していきたいと思います。

第一回目はニッパーです。

ガンプラに限らずプラモデルはこれがなくては始まりません。最近ではエントリーグレードで採用されたタッチゲートなど、ニッパー不要で手で取り外せるプラモデルも出てきている様ですが、、そういった特殊な商品を除けばプラモデルにはニッパが必要です。

その昔、第一次ガンプラブームの時は爪切りで切り離していたりした人も多かったと思いますし、私もご多分に漏れず爪切り派でした。しかしあれから40年。今ではどこでも簡単にニッパーを購入できますので、皆さんニッパーをお使いかと思います。しかし簡単に変えるだけに、どれを買えばよいのかわからないくらい様々なニッパーが出ています。

■塗装しますか?もちろん、しますよね。

ニッパーを選ぶ際にまず大きく分かれるのは、塗装をするのか、しないのかです。塗装をしない場合はニッパーでの切断面品質は重要ですので、基本的に高級ニッパの購入が前提となってきます。しかしここでは、塗装をすることを前提にニッパーの選定をご紹介していきます。

と言いますのも、塗装をしない場合は「アルティメットニッパー」が良いという記事は世にあふれかえっていますので、今更ここで書いても仕方がありませんのでね。しかも驚愕的なお値段しますのでね。

■まずはケロロニッパー!がおススメ!

塗装をするなら、ゲート処理を最終的にはヤスリ掛けですることが出来ますので、ニッパーでの切断部の品質はあまりこだわる必要はありません。少し余裕も持ってゲート切断して、残ったゲート後はヤスリで仕上げるとパーツ本体にダメージを与えてしまうような失敗することはありません。

そう考えるとニッパーは何でも良いという事になります。実際私も何でもよいと思っていて、500円くらいのニッパを使い続けていました。

しかしケロロに出会ってから少し考え方が変わりました。

このニッパー、刃先形状が非常によく考えられていて、絞り込まれているのでパーツへのアクセスが非常にしやすいのです。ガンプラでパーツサイズとゲートとランナーの位置関係からニッパがゲートにアクセスしづらいという事がたまに発生します。

そんな場合は先に周囲の不要なランナーを切断してしまって空間を作ったりするわけですが、そんなことをしなくても、ケロロニッパーならばスッとパーツにアクセスできる頻度が非常に高くなります。

例えアクセスできても、狭いとどうしてもパーツに当たってしまい負荷がかかりますので、結果的にゲートとパーツの接点部に力が加わり、ゲート切断と同時に接点部でパーツ側が微細なダメージを受けてしまうことがあるのです。ケロロニッパーならばこのリスクをかなり減らすことが出来ます。

■本命はタミヤの薄刃

ケロロニッパー1本で事足りるのですが、私はメインニッパーとしてタミヤの薄刃を使っています。ケロロとタミヤ薄刃の2本を併用しています。

いわゆる「2度切り」をしている訳ですが、1度目切りはケロロニッパーで、二度目切りは薄刃ニッパーを使っているのです。

いくらゲートを残すといっても、残しすぎるとヤスリ作業が大変です。ですからできるだけ残すゲートは短く、パーツギリギリまで攻めたくなります。その際にケロロニッパーの切断面品質は、時としてパーツ側にクラックを進展させてしまうことがあるのです。

これに比べてタミヤの薄刃ニッパーは、アルティメットニッパーの様に断面白化防止は出来ませんが、パーツ側に塗装しても残るようなダメージを与えることはありません。

薄刃ニッパーの切断面品質が良いという事は、それだけ耐久性は弱いという事だと思います。なので、太いゲートをバシバシ切っていると刃先にダメージを与えて行ってしまうと思います。

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そこで、最初に大きくゲート部を残してケロロニッパーでパーツをランナーから切り離します。そして長すぎるゲート部をパーツギリギリまで薄刃ニッパーで切り落とす。

この様に2本のニッパーで二度切りをすれば、効率的に、効果的にヤスリがけ前のパーツがランナーから取り出せるという事になります。

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