最近やけに涙もろくなった気がする

最近やけに涙もろくなった気がする。
すぐに感動してしまうのだ。

信頼できる仲間たちと、
普通につながっていると思うだけで
涙が出てくる。

人とつながることが、
こんなにも嬉しいものなんだと思えて
泣けてくる。

いわゆる嬉し泣きというやつだ。
嬉し泣きできるって幸せなことだと思う。

以前の僕は、
人と深いところでつながることが
できなかった。

人と普通につながることができなかったのだ。
どうしても身構えてしまうのだ。

なんかこう、
責められるのではないかとか、
裏切られるのではないかと、
いつも怯えていた。

万が一そうなったときに備えて、
相手とはある程度距離を取っておく。

そうすれば、
被害を最小限にできる。

例えるなら、
鎧を着ているようなものだ。

鎧を着ていれば、
不意打ちをくらっても痛くない。

感情を感じないようにして、
平静を装っていた。

何かあっても、
なんともないフリをしていた。

ただ、鎧を着たままでは、
人の温もりは感じられない。

人の温もりを感じたかったら、
ハートをオープンにしないといけない。

だけど、
実はこれが怖い。

鎧を脱いで、
ハートをオープンにして、
それで刺されでもしたら、
命に関わる。

実際に刺されることはないけど、
本当にそれくらい怖いことだった。

今でも、
ハートをオープンにできないことは
もちろんある。

利己的になってしまうこともある。

それでも以前よりはだいぶ
マシになったように思う。

人を信頼する。
人と深いところでつながる。

人によっては当たり前のことかもしれないけど、
その当たり前が40代半ばになって
僕も少しできるようになってきた。

それが本当に嬉しいのだ。

人とのつながりなんて、
そこそこでいいと思っていたけど、
人の幸せはやっぱり、
人とのつながりにあるような気がする。