脱・完璧主義！

完璧主義の人ってどんなイメージでしょうか？仕事ができる人、優秀な人でしょうか。それともストイックな人、あるいは自分に厳しい人、と思う方もいるでしょう。

自分に厳しい人というのが近いかもしれません。ただ、自分に厳しいといっても、いい意味ではなくて、どちらかというと悪い意味で言っています。

完璧という言葉は魅力的に聞こえますが、結局のところ僕たち人間は完璧になんてなれません。完璧主義に陥ってしまうと、苦しくなります。良いことは何もありません。

理想を高く持つのはすばらしいことですが、それが実現不可能なものであれば、ただ苦しいだけです。

完璧主義というと、向上心があるようにも思えますが、そうではありません。完璧主義の奥にあるのは、人から批判されたくないという思いです。もしくは人から褒められたいという思いもあるでしょうか。

批判されたくない。失敗したくない。そういう思いが心の奥にあるので、完璧主義にハマってしまいます。

英語を話せるようになるために英会話教室に行くのに、英会話教室で失敗したくないから、通う前に流暢に話せるように練習するとか、批判されるのが嫌だから、せっかく書いたブログをアップしなかったりと、こんなことを繰り返してしまいます。

完璧主義に陥っている人は「どうすれば成長できるか？」ではなく「人からどう見られているか？」を過剰に気にしてしまいます。それだけ人からの評価や反応が怖いのです。

完璧にできるものがあるとしたら、今まで何度もやったことがあるものだけです。それだと、新しいことにチャレンジできません。

仮に新しいことにチャレンジしたとしても、最後までやり遂げることは無理です。途中で困難にぶつかると、そこから動けなくなってしまいます。完璧にできないならやらない方がマシだからです。

僕はnoteを書き始めるまで完璧主義に陥っていました。最初はWordPressでブログを作ろうと思っていたのです。テーマにもこだわり、タイトルも完璧なものを求め、1記事1記事完璧にまとめたものを投稿していこうと考えていました。

その結果どうなったかというと、1〜2年くらいブログを公開できないままでした。何となく作っては完璧ではないと作り直し、記事を書いてはもう少し完璧に仕上げてからとずっと下書きのままでした。

結局、その間サーバのレンタル代を払い続けただけです。得られたものは何もありませんでした。

完璧主義でいても良いことはありません。もし完璧主義にハマっていると思ったら、すぐに脱出しましょう。