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人は変われるけど、なかなか変われない

人の行動の大部分は無意識に行われています。
その割合は、80パーセントとも90パーセントともいわれています。朝起きてから歯を磨いてご飯を食べて家を出るまで、ほとんど意識しないで無意識のうちに行っていませんか。

いわゆる習慣というやつです。
毎日繰り返されることによって、意識的な努力を必要としないで自動的にできるようになります。

家を出てからもそうです。
いつもと同じ電車の同じ車両に乗ります。
周りにいる人も大体同じです。

そして、いつもと同じ時間に会社に着きます。
昨日遅刻してきた人は、今日も遅刻してきます(笑)。
「あと、5分早く起きれば?」って思いますが、それができたら苦労はしません。習慣ってそれくらい強力です。

習慣は行動だけではありません。
考え方もです。

僕たちの思考パターンは過去の経験や選択によって学んだことが、信念となって無意識に深く根ざしています。これらの無意識の思考は、日常生活の多くの瞬間で自動的に働きます。意識的な思考よりもはるかに早く決定を下します。

人生は選択の連続だっていいますが、ほとんどは無意識が過去に学んだ思考パターンに基づいて決めているのです。

ということは、人は変われないのでしょうか?

そんなことはないと思います。古い習慣や思考パターンを見直し、望ましい変化を引き起こすことはできます。実際にはあなたも10年前から変わっているところがあるはずです。

とはいえ、変わるのは簡単ではないと思います。人は過去の経験や学びから作られた習慣や思考パターンに強く影響を受けているからです。

人は変われるけど、なかなか変われません。

がんばって変わろうとしても、3日坊主で終わってしまうのは、意識してがんばれるのが3日くらいだからだと思います。やっぱり意識よりも無意識の方が影響力が強いです。

なかなか変われないのを前提に考えることが大切だと思います。がんばらずに時間をかけて少しずつ確実に変化を起こしていく。最近はそんな仕組みを考えています。



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