![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69308830/d2b78328d0bfe7354295ea7b9c1b7e7c.png?width=800)
インドネシア関連のノンフィクション、小説、エッセイ、紀行文、専門書等を集めたマガジンです。インドネシアに関して勉強している人、インドネシア関係で仕事している、インドネシアに興味が…
- 運営しているクリエイター
#ジャカルタ
インドネシア本(9)「インドネシア駐在3000日」坂井 禧夫著
かつては赴任前研修の副読本に使われたこともあるそうで、インドネシアをよく知らない人にとっては興味深く感じるであろうエピソードが並んでいる。
但し筆者は2005年までのインドネシア駐在の為、少し内容が古いところもある。ジャカルタではもうバイクに4-5人乗っている様は見かけないし、傘小僧もモールにはもういない。
この本で秀逸なのはそれぞれのエピソードにインドネシアの諺がページの下部に添えられてい
インドネシア本(5)「渦巻く南方」岡村テツヲ 著
25年間、東南アジアに住んだ筆者が綴るインドネシアで経験したエピソードを語ったエッセイ集。
軽い話だけでなく時に重い話だったり、驚嘆の話もあるのだが、なぜか軽やかでのんびりした熱帯の雰囲気が感じられるのは筆者の洒落た文章からだろう。
インドネシア人の人生観やインドネシア華人に関する分析等、さすが長いこと住まわれていただけあって鋭い指摘だ。
今のジャカルタと比べて当時は生活の不自由さはあるの