流鬼〈 RUKI 〉の言葉

言葉だけを捉えたら、おかしなところや矛盾などがチラホラ見える、
ただそんな粗探しをしても意味はないし、
それを差し引いても、本気で人生を共に歩んできた仲間の死から、
学び,理解したことの大きさを感じる。

> 最期に「the GazettEは永遠であってほしい」と
> あいつが言った永遠の意味は
> きっと2023年のステージ上から
> れいた自身が見た最高の景色達が
> これからも永遠に続いていく事を願ってるんだと俺は思います。

これが究極の悟りではないかと思う。
いつどこでどのように死ぬかはわからない。

今見ている景色、感じている状況、考えている心境。
今、死んだとしても後悔しないか。

常に最高は難しくとも、最高の景色を見ながら死ぬ。
そのために必要なことは、たった1つしかない。

> ファンと一緒にみた景色
> 自分のファンが喜ぶ顔
> 全員で声を出せたあの景色
> それが何にも変え難い宝物で
> その瞬間がずっと続けば良いなと思ってたんだと俺は思います。

普通の一般の人には、想像ができない景色。
参考にはならいかもしれない。
では、こういった特別な景色だけが、
永遠に残るのだろうか?

普段の何気ない一瞬には価値がないのだろうか?
そんなわけはなく、どんなたわいもない瞬間でも、
そこに無限の意味と価値を見出すことができる。

それが有限なる肉体の中にある、無限の心の選択の力。

> 早くライブがしたいと言っていたのを思い出すよ。

今の日本人の多くは、見ればわかるように「死」んでいる。
「ライブ」していない人が多く散見される。
どうしたら「活きる」のか?

特別なことは必要ない。

> 大人になった今でも
> 「嫌なことがあってもこうやってバンドのメンバーと集まって笑えてる時が1番楽しいわ」と
> 素直に言える優しくて熱い男でした。
> その素直さが俺は大好きでした。

一つ突っ込むならば、死ぬほど苦しんでいたならば、
それも素直に話せたら違った結果だったかもしれない。

「素直」というのは年齢を重ねるごとに難しくなる。

でも、忘れてはならないし、とても大切なこと。
会社や上司には従順になれても、
己の本心に素直になるのは非常に難しい。

でも死ぬ時に、一番後悔するのは
「素直」になれなかったことかもしれない。

> 今年も変わらず毎年お互い健康に気をつけろよなんて誕生日のたびに冗談まじりに言い合っていたのに。

「健康第一」

と言われるように、本当に大事なこと。
それは肉体だけではなく、精神的な面も含まれる。
冗談で言い合っていたけど、分かり合えていなかった!?

自他共に数値化できない心身の健康を把握するのは容易ではない。
だけど、これ以上に大切なものはないというぐらい重要。

特別な日だけではなく、毎日、日々の暮らしの中で、
細かな健康面へ留意していくべし。

> バンドは決して4人になんてならないよ。
> 誰が何と言おうと。
> うちのベーシストはお前しかいないから。

メンバーを変える柔軟さと、
メンバーを固定する信念の強さ。

どちらにも善悪・優越など付けられず、
それはそのバンドのポリシー。

自らを何に「結び付け(バンド)」、
それを「ベース」として、絶対に無くさない。
強い強い信念は多くの人を魅了する。

> 魂はずっと自分の右隣にいると信じているから。
> みんなも見えないだけで感じるはず。
> 今までthe GazettEで積み上げてきたれいたの生きた証は消えないし必ず生き続けるよ。

霊魂の存在、多くの人が信じているはず。
でも、なかなか普段の暮らしの中では口にできない。
どうしても肉体中心の生活に陥ってしまう。

「死」が訪れた時だけ、霊魂は生き続ける、
ということを言うのではなく、
永遠なる霊魂は誰もが持っていて、
それを磨くためにこの世に生まれてきている。

それを学校でもしっかりと教える必要があるし、
社会人として働いていても、お金を稼ぐことより、
優先すべきことなのだと自覚しないといけない。

「これ」がないから、みんな辛い、苦しい人生を送ってしまう。

> 俺はそう信じてれいたの魂がちゃんと
> 俺の右隣に居られる様にずっと隣で歌い続けます。

「神」となると大き過ぎて漠然とするが、
誰しも「守護霊」なる存在がついているとすれば、
もっと身近なものとして感じとれるはず。

私は右や左にもいるかもしれないが、
「背後」に常にそういった存在がいると信じ、
人生を歩み続けます。

> れいたが嫌がるthe GazettEにはこれからもならない。

「霊太」

無理やりなこじつけの漢字の当て字ではあるが、
反対にすると「太霊(たいれい)」となる。

私の信じているこの大いなる存在、
それに嫌われることなく、見捨てられることなく、
これからも信じて、側にいてもらえるように。

> 悲しい思いはさせたくないよ。

そして、悲しませたくもないし、むしろ喜ばせ、
一緒に笑い、楽しみ、踊り、歌い、讃美したい。

> こうして人間は誰しも有限の中で生きてはいるけど魂はなくならないものだと思っています。

有限の肉体と無限なる霊魂。

私も両方あると思っているし、多くの人も共感するはず。
ならば、もっともっとそれを重要視すべしだし、
それが日本を、世界を、変えていく力となるはず。

> れいたの魂もメンバーや俺
> そしてファンも。

信じていようが、信じてまいが、
誰しもが「霊魂」という「たま」を抱いて生きている。

> こうやって自分を愛してくれた人達の誰しもが魂になっても永遠にステージに遊びに来たくなる様なライブをやり続けていきたいです。

この世に生きながら、次の世界、あの世のストーリーやステージ、
ワールドを同時につくっているのかもしれない。

それがどのような世界になるのか。
それはこの世の生き方、人生の歩み方にかかっている。

> だからファンのひとりひとりがいてこそ
> 彼が永遠であれば良いと願った景色が創れます。

私たち一般人には「ファン」はいないけれど、
誰しもが「微生物」「細胞」等のお陰様で生きている。
この無数の見えない存在も「ファン」じゃないかな?

いなかったら、動かなかったら、我々は死ぬ。

私たちを信じ、ついてきてくれているから、
今こうやって生きている。

この沢山の「ファン(ひとりひとり)」がいてこそ、
一時的なこの世界から永遠のあの世へと繋がっていく。

> だからこそこれからも変わらずに
> そばに居て其処に居てほしい。

ただ願うだけでなく、それに相応しい存在として、
自らの振る舞いに誇りと責任を持って。

> あいつは自分を見て悲しい顔をされるより
> 最高な奴だったな!と笑顔で思い出してほしいはずです。

喜怒哀楽、いろんな感情の浮き沈み、
全て含めて「その人」と言えるように、
丸ごと全部ひっくるめて受け止めていきたい。

> 俺達は今まで以上に覚悟を決めて
> このバンドを守っていくから。

こう言った言葉に強い信念を感じる。
私も負けずに、強い覚悟と堅い信念(バンド)を守っていく。

> れいたが願った永遠を叶えてみせるよ。

「叶える」=「適える」

永遠を適える、つまり「適」した生き方。
どちらかに偏ることなく、真ん中を。

> だかられいたは安心して毎回天国からライブに来いよ。
> お前の席はいつでもあるままなんだから。

とても安心できるような世界ではないのだけれど、
常に席を用意して、心構えして、お迎えする気持ち。
それはすごく大切かと思う。

> これからめちゃくちゃ忙しくなるんだよ。

私もそうなる、そうなりたい、そうすべし。

> スケジュール決まったらまた連絡するから。

スケジュールが決まってなくても、今から。

> ファンを感じて

大いなる存在を信じて

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