日の出からの理解

そこそこ長い人生を歩んできて、
「初日の出」を見たのは何回もない。
というか、もしかすると初めてかもしれない。

日々、太陽神への敬愛と拝謝、
与えられし生命への尊厳を感じながらも、
なかなか続けること、
清き時間を保つことは難しく、波がある。

本来ならば、このような日だけでなく、
誰もが毎日、日の出と日の入りを尊び、
「光」のありがたさを感じるべき。

「当たり前」という常識の枠に囚われ、
なんでもない日々の恵に気づかず、
目の前のことに右往・左往するだけでなく、
何気ない出来事や現象の中から、
素晴らしき感動に気づくことこそ、
我々がこの世に生を持った意味と意義の1つではないかと感じる。

多くの人が寒い中、海へ足を運び、
この美しき光景を見たいと思う心情は、
日本人に宿る微かな「大和魂」の片鱗かもしれない。

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