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ミズだけに瑞々しい?東北の山菜「ミズ」の魅力に迫る!

おはようございます。

エレベーターが1列の幅だと、
暗黙のルールに基づいて歩いた方がいいのか、それともゆっくり立ち止まって乗っていてもいいのかやけに悩んでしまうれいちゃんがお送りしております。

確か、エレベーターって歩行禁止?自転車のヘルメットも着用努力義務などと強制出来ないところにジャパニーズを感じます。てへ。

さてさて、そんな本日は。ジャパニーズの北の土地で見つけた山菜「ミズ」の魅力をお伝えしていきます!

〇東北の山菜「ミズ」ってどんな野菜?

東京出身のれいちゃん。これまで「ミズ」の存在を食べたことはもちろん、見聞きしたことはありませんでした。

山形の農家さんの下で住み込み生活をする中で社員の方が何気なく交わしていた

「こんな暑い日はミズ汁だっぺねー」 
「んだんだ!んだねー」

という会話を以て初めてその存在を知りました。どんな野菜かな?と思いアンテナを張っていたこともあって、秋田県に旅行に行った際に道の駅で売られていた「ミズ」を見た時思わず購入。どうやら山形から秋田にかけての地域で採られることが多く、4月から6月にかけてがミズの旬の時期だそう。

まあ要は山菜ってことだっぺ。

これだけ見るとなんだか蕗みたい!

今回私が購入したのはミズの中でも「赤ミズ」と呼ばれる品種。蕗のような緑色の茎部分がに対して、根元が少し赤みががっているのが特徴です。一方、赤ミズに対して「青ミズ」は根元部分も茎部分と同じ緑色であることが特徴。

茎の部分は柔らかいのに対して、根本の赤みがかった部分は人生ずっと安易な訳がないと痛感させるかのように固さがあります。どうかそんなツンデレな赤ミズに負けじと調理をする際は皮を剥いて丁寧に下処理を行いましょう。

ミズ如きに人生の辛酸を教わりたくなって?
いやはや、間違いないです。

そんな時は全体的に柔らかい青ミズを選びましょう。
間違っても赤ミズの領域に足を踏み込んではいけませんぞ。想像以上に下処理は面倒くさかったのですから。

〇おすすめ調理方法①:”ミズのお浸し”

『ミズ 調理方法』と検索してよく出てくるのが『ミズ汁』と呼ばれる言っちゃえば味噌汁。feat.じゃがいもや厚揚げのことが多いです。

とはいえ、出汁用の昆布や鰹節はおろか(味噌汁は出汁から取りたいこだわり派)じゃがいもや厚揚げも無かったので今回はシンプルにお浸しにすることに。シンプルとはいえ、筋取りと、根元部分の皮むきが時間のかかる食材の下処理ランキングでかなり上位でしたことはこっそりお伝えしますね。

この状態になるまでおよそ45分

『ミズのお浸し  材料/レシピ』

〇ミズ…好きなだけ(比例して下処理量も増加します)
〇醤油…小さじ2
〇塩…ひとつまみ

①下処理をして(すじと皮を剥く)適当な長さにミズを切る。
②鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩とミズを投入する。
③1~2分茹でて茎の緑色が鮮やかになったら引き上げる。
④水気を切って醤油をまぶす(生姜醤油もいいかも)

20分以上かかった下処理に対して茹で時間1分で引き上げるという。
準備は一生、本番一瞬。そんなことわざが出来てしまいそうでした。

ちなみにミズを切る際はなるべく手でちぎるようにした方が味が染み込みやすくなるんだとか何だとか。ぽきぽきと折るようにして短くしていくのはなかなか楽しかったです。

食べてみるとシャキシャキ。ミズだけに瑞々しくて、食感も水分が染み出す感じも堪らなかったです。手でちぎったから余計にじゅわっと水分が溢れてきたのかもしれません。

〇おススメ調理方法②:”ミズとしめじの炊き込みご飯”

産直に行って、ミズをおひたしにした写真をSNSで投稿したれいちゃん。東北出身の知り合いの方から「炊き込みご飯にすると美味しいですよ!」とおススメしていただき早速試してみたミズとしめじの炊き込みご飯。

しめじをぶっこんだのは、山形はきのこが美味しくて大容量でお安かったから。舟形のマッシュルームや鮭川村のなめこを始め、山形はキノコ王国。キノコ帝国。ここは一つミズの御伴になってもらうとしましょう。

あ、ちなみに舟形の立派なマッシュルーム。

次の日でも色が落ちないのに
驚いた元八百屋の看板小娘

『ミズとしめじの炊き込みご飯  材料/レシピ』
〇ミズ…お好きなだけ
〇しめじ…別にしめじじゃなくてもいいヨ。半株くらいカナ。
〇醤油…大さじ1
〇みりん(砂糖)…大さじ1
〇白米…1合分
〇水(ミズじゃなくて水)…120ml

①下処理をしたミズと石づきを取ったしめじを用意する
②全てを一緒に炊く。炊き合わせ。顔合わせ的な。

炊飯器を開けた時の優しい醤油の匂いったら。
もうノックアウトでした。おこげは残念ながらなかったですが。
コゲには発がん性がある。食べなくて良かった。そう思う事にしたいです。

お浸しのシャキッと食感からは一転。まるで別人のようにシナっと柔らかい食感でした。お醤油とお砂糖の優しい味が染み込んでいて美味しかった…。しめじもいい味出してくれていました。
ちなみに炊き込みご飯を教えてくれた知り合いの方によればピクルスもおススメとのこと。やはり現地の方に聞くのが一番ですなあ…。ご馳走様でした。

ちなみに、山形ではエスカレーターの左側を皆さん歩いていたのですが関西と東北は同じ…?なのですかね?れいちゃん再び悩んじゃうのでここは全国的に1列にしてくだされ。

本日もお読みいただきありがとうございました。

〇れいちゃんのInstagram


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