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言う早さばかりを意識していた「隣の客はよく柿食う客だ」の内容が実は恐ろしい事が判明しました。

早さを意識して内容まで意識していなかった「隣の客はよく柿食う客だ」の内容が実は恐ろしい事が判明したのでお伝えします

「隣の客はよく柿食う客だ」
早口言葉としては
かなり頻繁に使用されるフレーズですね。

“か”と“きゃ”を混同させて人々の滑舌を
向上させることを目的に構成されたこちらの文章。

ですが、皆“早く正確に言う”ことに
あまりにも囚われすぎた結果、
実はこのフレーズの内容が恐ろしいことに
まるで気が付いていないのです。

さらに、2パターンの解釈が出来る。
そんな事実にすら皆、“か”と“きゃ”を素早く言い換える事に夢中で気が付いていないのです。

解釈パターン①:登場人物『主人公A/隣人B』

断れないB....。
心が痛い...。

これは王道の解釈ですね。
主人公Aと、Aの隣で暮らすBの物語。
Aの家に訪れたBが、柿を大量に摂取する様子を嘆いてAが言った言葉が

“隣の客はよく柿食う客だ”

間違いないです。
間違いないのですが、ぬぐえない違和感。

そう、柿を出している張本人は
家の主であるA自身なのです。
Bはなにも知らず家に遊びに来た。
ただそれだけなのです。

Bを“よく柿食う客”として
足らしめているのは紛れもなくAなのです。

もしかすると、Aの厚意を無下にできず
どんどん出てくる柿を消費しなければ。
そんな思いに駆られ、Bは食べる手を止めるタイミングを見失ったのかもしれません。

そうであるならば。

A目線の「隣の客はよく柿食う客だ」はBからすればあまりに不本意でしょう。

であるならば、B目線の
「隣の主人はよく柿出す主人だ」が妥当でしょう。

末尾に「我、消費しきるため奔走す」などがついてもおかしくないかもしれませんね。どうしてもA目線希望であれば「我、つい隣人によく柿を出しすぎる」が良いでしょう。


解釈パターン②:
登場人物『主人公A/隣人B/B宅への訪問客C』


次なる解釈。
隣の客、というフレーズに着目しましょう。
もちろんパターン①のように、
主人公Aの客である隣人Bという解釈もできます。

ですが、さらに登場人物を追加して“主人公Aの隣人Bの家を尋ねる客C”を指すこともできます。

とするならば。
主人公Aは若干ストーカー気質があります。

Bの家を訪れて、むしゃむしゃと柿を食べるC。
彼の様子を見て、「よく柿食べているな」そう思い、言葉に綴ったのでしょう。

綴る必要がある程の内容なのかは分かりません。
ですが、紛れもなくAは恐ろしい。
間違いなくそう言えるでしょう。

隣の客はよく柿食う客だ。

柿を出す張本人が何言ってんねん。
客に大量の柿出してるの自分やろ。

隣人への訪問客の柿を食べる様子を監視する人。

あまりにも恐ろしいワードを自分は発しているんだ。今後はそのことを事を頭に入れつつ、口にするようにしてくださいね。

あ、ちなみにれいちゃんは愛媛県産の『富士柿』をむしゃむしゃと食べましたとさ。

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