”春”巻きを作ってみた。
春野菜を巻けば有無を言わさず
春巻きになると思った日
ピーターラビット。
この記事を読んでいる暇なあなたもきっとあのうさぎ君の存在を知っているハズ。
直訳すると、ピーターうさぎ。
れいちゃん人間、あるいはれいちゃん小娘。
なかなかにストレートな表現を獲得したピーター君。
しかし、遠回りでくどい表現よりも。こうした直接的表現の方が実はよかったりすることもあるのです。人はあまりにも複雑に物事を考えることが得意なのですから。
ほーら。れいちゃんの前置きだってどんどん複雑に。
なる前に本日はですね。
春巻きと言っているのだから”春”食材を巻けば全て春巻きになるんじゃないのか。
そんなシンプルかつ究極の思考に行き着いたれいちゃんによる、春野菜まきまきスペシャルな回でございます。一緒に巻き巻きするうちに。気づけば春野菜に詳しくなっているかもしれませんよ?
ピーターうさぎのように。
春人参をポリポリ食べだしてしまうかもしれません。
今回用意した春野菜を含めた食材一覧がこちら。
〇本日の食材一覧
春食材一覧
徳島県産「春人参」
鹿児島県産「そら豆」
神奈川県産「春きゃべつ」
その他食材
メキシコ産「アボカド」
どこかの「パプリカ」
どこかの「有機紫玉ねぎ」
どこかの海出身「むきえび」
地元のカルディ産「生ハム切り落とし」
今回は上記の食材を、必ず1種類の春食材を入れる形で煮るでも焼くでも、揚げでもない。”生”春巻きを作っていきたいと思います。
春食材の味わいや、食感にもご注目くださいね。
それでは参りましょう。
〇春食材で”春”巻きづくり
◇春キャベツとエビアボカドの生春巻き
むむ、むむむむむ。
何と肝心の春キャベツが見えないという大失態。
いや、大失態ではありませんね。過去の自分は否定しないようにしましょう。
目に見えないものこそ大切にする。
そんな言い訳がましさが出てきてしまいましたが...。
こちらの「春キャベツとエビアボカドの生春巻き」に使用したのは以下の食材です。
使用食材一覧
メイン食材
ざく切り静岡県産「春キャベツ」
その他食材
半月切りアボカド
茹でたてえびちゃん
月に代わった紫玉ねぎ
塩っ気最高生ハム
ベースの春キャベツが何といっても口当たりが柔らかいです。
春キャベツではないキャベツだとどうしても食感というか、キャベツの形の余韻が口の中に残るじゃないですか。
それが春キャベツだとなくて。とっても優しい。紫玉ねぎのシャキシャキ食感と熟したアボカドの滑らかさ。エビのプルプル感が楽しめる
”食感が楽しい”
生春巻きです。
◇そら豆とえびの生春巻き
使用食材一覧
メイン食材
鹿児島県産爽やかグリーン「そら豆」
その他食材
主張の強いピンクなえびクン
ひっそり春食材「春キャベツ」
まるで桜!?いやいや生ハム
緑陣のそら豆と春キャベツ。
ピンク陣のえびクンと生ハムBOY。
なにやら対立が始まるのかと思いきや、
「春ですし」
とれいちゃんをお花見気分にさせてくれました。
”彩りが最高に春らしい”
生春巻きいっちょ出来上がりです。
◇春人参とアボカドの生春巻き
一番巻き巻きにてこずったのは紛れもなくこの生春巻き。
四方八方を向くなんとも”八方美人”な春人参。同じ向きへの整列を呼びかける所から春巻きづくりがスタートしたことはここだけの裏話です。
まあ、裏でも表でも正直どちらでもいいんですけどね。
食材はかなりオールスター祭になったことは間違いないです。
使用食材一覧
メイン食材
徳島県産あま~い「春人参」
その他食材
マイルド担当「アボカド」
ピリリ担当「紫玉ねぎ」
甘じゅわ担当「黄パプリカ」
まとめ担当「春キャベツ」
酸いも甘いも。
酸い担当はいなかったですね。
生でも甘いけれど、少し火を通して甘みが一層増した春人参。
そこにマイルド感をプラスしてくれたアボカド。
種類の違う甘みをみずみずしさたっぷりでお届けしてくれた黄パプリカ。
あまいだけが人生じゃない、と紫玉ねぎ参戦。
最後は春キャベツが”まあまあ”と全体をまとめてくれまして。
”味わいの違いがクセになる”
生春巻きです。
〇今回の春野菜まめちしき
◇徳島県産「春人参」
カレーとシチューのイメージが強い北海道
八百屋の小娘なら知るにんじん県こと千葉
そんな二強の年間最大にんじん収穫量産地に次ぐ第三位はなんとなんとの徳島県。徳島県の方々。今まで知らずでした。失礼いたしました。
しかも、徳島県。
なんと春人参出荷部門でいえば王座。
全体的に細長く、生でも甘い味わいが特徴です。
◇鹿児島県産「そら豆」
鹿児島県産のそら豆。
そら豆の出荷量第一位は実は鹿児島なんです。
同じ時期に長崎県産のそら豆も八百屋で出会いましたが…。
〇黄緑色の鮮やかさ
〇一本の太さ
〇一本あたりの粒の数
において鹿児島県産の方が鮮やかであったり。
太くて粒数が多いように思いました。
癖のある香りがそこまで強くなく。
お子さんでもおやつに食べやすいんじゃないかな?と思う小娘です。
◇静岡県産「春きゃべつ」
写真でも分かるくらいふわふわの実が優しく詰まった春キャベツ。
外側の葉でも生でも難なく柔らかく食べられるのが特徴。
八百屋で春キャベツを切っている時。
高確率で桜の花びらが付いていてなんだかほっこりしました。
千葉や神奈川と言った東京近郊地域での栽培が盛ん。
東京で暮らすれいちゃんの元へ柔らかさと鮮度を保ったまま来てくれました。
春巻き春キャベツ。
春春はる。
御馳走様でした。
いわゆる「揚げ春巻き」だとなんとなく挽肉などお肉がメインの具材なイメージ。ですが、せっかく名前に”春”と入っているのなら。桜が綺麗なちょうど今の時期に食べるのなら。
美味しい春野菜を素材そのまま味わえちゃう生春巻きで食べ尽くそうと試みた八百屋の看板娘れいちゃんでした。
皆さんも見ているだけで楽しい気持ちになっちゃう”春”巻き。
ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
本日もお読みいただきありがとうございました。
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