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照り焼きになりたいぶりと、ぶり大根になりたい大根の妥協点を探ってみた。

「ぶり大根にするけど、かご入ってく?」

スーパーに行った時、鮮魚コーナーのぶりに。野菜コーナーの大根に。そう話しかけました。

「是非お力添えさせてください!」
「味が染み込んだ僕、美味しいですよ~」

そう答えてくれた中から、瞬間的無言選抜をスーパーにて行ったれいちゃん。選抜を勝ち抜いたぶりと大根を持って帰宅しました。するとどうした事でしょう。ぶりが帰宅した途端。

「やっぱ照り焼きになりたい。照り焼きじゃないと嫌だ」

そう主張し始めました。どうしても買ってもらいたくて選抜に参加したけど蓋を開けて見たら主役になりたくて仕方ないちょっと厄介なぶりでした。とはいえ、どうせ調理するなら調理者も食材も。お互いが気持ち良く料理に参加できている状態が望ましい。

どう考えたれいちゃん。

ぶりをまず照り焼きして。その後、大根に少し焼き目を付けた後に煮込み、ぶり大根にする。

そんなぶりの照り焼きと
ぶり大根のハーフを作った日でした。

冬だ
冬すぎる

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