「君と別れてから鬱っぽい！」(2020年 9月)

別れてから3ヶ月半。
自分の心は安定に向かっていて、別れたことを受けとめつつも、彼のことをまだ愛しているという気持ちは押し殺していなかった。

だって大好きなんだから、別れていたって大好きでいいじゃないか！と開き直っていた。

今は私と付き合う自信がもてないA(ツインくん)に対して何か言うつもりもなかったし。

気長に待つか、という状態に入っていた。

そんな中、Aから連絡があって、いきなり「会おう！」って。
なんか怪しい気もしたけど、会ってみることにした。




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家に着いたらパスタを作って待っていてくれた。
この間イタリアのお土産をくれた時とは打って変わって、暗い表情をしていた。

「ライラは最近どう？」
「誰かに声かけられた？」
色々聞かれて、ちょっとだけデートもしたけど、つまんなかったって伝えた。

Aは察してくれるし、ピンポイントな話題をふってくる。

「Aはどう？」って聞いたら、
「全然だめだよ…」って。

「君と別れてから3ヶ月、何も出来なかったし、鬱っぽい」って！

お母さんも心の病じゃないかって心配してるみたいで、かなり落ち込んでる感じだった。

その後、少し映画でも見ようか？
って言って部屋で見てたんだけど、いきなり頭を私の方にくっつけてきて「どうしたの？」って聞いたら「さみしい」って。

「誰も自分を認めてくれないし、自信がない。君なら慰めてくれると思った」

「私はAの事が大好きだけど、今は別れてるからSexはできないよ」

「私傷ついちゃうよ」

って言ったんだけど、やめてくれなかった。

すごく悲しくて、さみしいんだなって思ったら慰めたくなってきたの。

背中をさすったり、「大丈夫だよ」って言ったり、私がどれくらいAの事好きか伝えたり。

なんだか訳が分からない展開になって、2時間くらいキスしてた。

なんだか不思議な気持ちになった。
誰かに必要とされるのって、こんなに嬉しいんだね。




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1番びっくりしたことは自分の心に嘘をつかずに素直になれたこと。

Aとの時間は罪悪感があまりないの。

前の彼だったら、「こんなことしたらセフレじゃん！」とか「相手に愛されなくなっちゃう」って自分に制限かけてたけど。

Aだって1人の人間だし、たまに弱いところもあるよねって。
全部認めて包み込んであげられた自分に感謝＆感激✨

前の自分だったら、罪悪感、後悔で絶対に傷ついてたと思う。

Aも私と戻るにはまだ心の傷が深すぎるし、「まだ心に剣がささってるみたい。Ich habe Angst.(こわい)」って言ってたから、それが癒されて元気になるまで、遠くで見守ってあげられたらな。

みんな辛い時期はあるけど、それぞれ学んで強くなって、帰ってこられると思うから。

大きな愛で全てを包み込んであげたい。
そんなAも愛おしく思える日だった。