3.ポンコツ医学生です。②

こんにちは、レイです。
ちょっと実習が忙しくてなかなか更新できずにいました…泣
私の体力がないせいなのですが、実習が忙しかったりすると、帰宅してお風呂などを済ませてすぐ寝てしまうんですね、ほぼ寝落ちに近い状態。更新したい〜と思いながらできずにいました。体力つけないとなぁ。

ということで、今回は前回の続きを書いていきます。私が“ポンコツ“医学生だと言う所以についてです。



そんなこんなで目標だった医学部に合格した私。

大学生活が始まり、新しい友人たちと出会い、楽しかったし、今現在ももちろん楽しいです。良い仲間に出会えたなーと思います。もしかしたら今後の投稿に私の愉快な友人たちも登場するかもしれません。

しかし、勉強に関して言うと、いつからか、どうにも勉強が手につかない、やる気が出ない、どう勉強したらいいのかわからないという…医学生、いや、大学生として致命的な状態になっていました。

1年生の最初の頃はそんなことなかったんですよ。
わりと真面目な方で講義も全部出席していましたし、空きコマも大学で自習したりしていました。講義中にウトウトしたりスマホをいじったりすることはありましたが。


いつからこうなってしまったんだろう、、、振り返ってみることにします。

1年生の6月頃だったでしょうか、基礎系の科目の初めての試験がありました。入学してから初めての専門分野の試験でしたから、ほぼほぼ学年の全員が真面目に勉強していたわけです。私も、勉強していた…つもりだったんですけど。
その試験の結果が発表された時はびっくりしましたね、だって不合格だったので。他にも10人くらい不合格者がいたけど、ほんとに、落ちると思ってなかったので結構ヘコみました。笑

現役高3の時に受験に失敗して、浪人こそしましたが、それまでの学校での成績や浪人中の成績は良い方だったし、合格した時の順位なんかも良かったし、なんとなく大学でも上手くやっていけると思ってました。そう、その頃はまだ自分でも優秀だと思っていたし周りの友人も私のことを優秀だと思っていました(今思うとそんな時代もあったな…としみじみしてしまいます)。

この一発目の試験の不合格を機に、私の怒涛のポンコツ医学生生活は始まっていきます。

1年生時のいくつかの基礎系の科目で、本試験で落ちて再試験でギリギリ受かってなんとか留年を回避し、
2年生時も同じような感じでなんとか留年を回避。この頃は、本試験で受かった科目より再試験で受かった科目の方が圧倒的に多かったです。

3年生になって臨床系の科目が始まってからは、試験に落ちることこそほぼなかった(うちの大学は臨床系科目の試験は簡単と言われているので)ですが、あまり理解を深めないまま、ほぼ一夜漬けのような勉強しかしていませんでした。だから、知識なんてほぼないと言っても過言ではないし、理解もしてなかったです。

4年生になってからも同様です。これまでの知識の蓄積がないわけなので、CBT(臨床実習に参加するための大きな試験)では、一応勉強はしたけど学年でも下から数えた方が圧倒的にはやいというひどい成績を収めてしまいました。具体的に言うと下位10%くらい。


一体何がいけなかったのか?このnoteを書くにあたって色々考えてみました。


まず、今まで受け身の勉強しかしてこなかったこと。
高校までの勉強って、どちらかというと「与えられる勉強」だと最近思うようになりました。“テストで良い点をとる!”とか“この大学に行く!“となると自発的な勉強なのかもしれませんが…。
まぁ細かいことを無視して言うと、大学に入ってからの勉強は「与えられる勉強」の要素は少ないのだと私は思います。
自分で勉強しよう、理解しようとしないとついていけない。勉強の仕方は今までと一緒じゃだめなんです。そのことに気づいたのはCBTを終えてからでした。(遅い)


そして、手を抜くことを覚えてしまったこと。
大学に入ってから、あらゆることにおいて圧倒的に自由度が高くなりました。バイト、部活、飲み会など、自分で自由に使える時間が増えて、生活の中での勉強のウェイトが今までと比べて相対的に軽くなったように思います。単位をもらうためには2/3以上の出席が必要なのですが、“同じ単位もらえるのなら、どうせだったら残り1/3は自由に過ごす方が良くない?“という考えを手に入れてしまったんですね。(仲良くなった友人たちも結構そういう人が多かった)
そうなるともう、高校生までの、勉強と部活に生きてた私とはどんどん別人になっていきます。試験は受かればいい、留年しなければいい、といった怠惰な思考になります。講義に出席しても真面目に聞かない、聞かないからわからない、わからないから寝るor出席しない、という負のスパイラル。

ここまで書いてきて、自分でもなかなか酷いな…と思います。いや、酷いというのはわかってましたが、改めて文字に起こすと実感しますね。「なんでこんな奴が医学生なんだよ!」と思われるでしょう。私も思います。


そんな私ももう気づいたら5年生。臨床実習が始まってから、意識が変わってきました。
臨床実習が始まり、ありがたいことに実際の患者さんと接する機会が増えました。実際の患者さんから学ばせていただけることは沢山ありますし、実習は正直座学よりも楽しく感じています。

でも、今のままじゃ確実に国試も落ちるし、何より自分が患者さんの立場だったらこんなポンコツに診てほしくない。
急速にヤバいと思い始めました。勉強しないといけない!と気づきました(めちゃくちゃ遅い)。
今まで勉強せずにギリギリで進級してきたツケがここにきてどーーーんと回ってきた感じです。

あぁ、今まで講義でやってきたことはちゃんとここに繋がっていたんだ…と後悔の気持ちばかりです。1、2年生時の基礎系の科目は、当時は「難しいし全然面白くない、早く臨床の勉強がしたい」と思っていました。3、4年生でいざ臨床系の勉強が始まっても、「試験が基礎系より簡単で楽」という理由でその場しのぎの勉強しかしてきませんでした。
あの時もっと勉強しておけば今の実習もまた違った感じで臨めたのかなぁと、ないものねだりしてしまいます。実習中も、かなりの頻度で勉強しておけば良かったなぁ、勉強足りてないなぁと考えてます。



でもまぁ、過去には戻れないし、悪いのは自分。これから勉強していくしかありません。それも人より劣っているわけなので、並の勉強じゃだめですね。とりあえずは国試に受かることを目標にして頑張るのみです。




とても長くなってしまった…!読んでくださりありがとうございました!

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