2019年のこと:仕事編

年の瀬にはまだ少し早いけど、2019年のことを振り返ってみたいと思う。あれもこれも書きたくなってしまったのですが、私を構成する大事な要素「仕事編」と「旅行編」、「読書編」そして「2020年のこと」の4つに絞って書きたいなと思っています。

2019年の仕事について

新しい会社に2018年の11月に入社したため、先月に丸一年が経ちました。本当に何も知らないまま飛び込んだ編集、クリエイティブな世界。いまも「編集とは?」と聞かれれば、上手に答えられる自信はないけど...。

一応「編集者・エディター」という肩書でいろんな仕事をした1年をざっと振り返ってみます。

①ビジネスwebメディア『マネたま』の著名人インタビュー

月に2回の更新なので、1年で24名の著名人に話を聞いたことになる。読まれたもの、読まれなかったもの、内容もいろいろだけど、インタビューの時間もライターさんと練りに練った時間も、本当に私の血となり肉となった。どれもとても大切な記事だけど、印象的だったものを3つ。

講談界の旗振り役 神田松之丞さん

個人的にTBSラジオ『問わず語りの松之丞』が大好きで、講談も見に行った人。インタビュー当日は休暇とってたから参加できなかったけど(笑)。独特な演芸の世界だから、自分に応用するのは難しいかもしれない。でも、松之丞さんのメンタリティが好き。「コネつくることに注力するより、稽古しろ」ってかっこいいよね(笑)。

元ライフネット生命会長 出口治明さん

大分まで出張し話を伺った。「マネジメントは中学校の部活と同じで適正を見て配分するだけ」「メディアがマネジメントを難しそうなものにしているだけだ」と、こんなにも核心をついた答えをくれた人は初めてだった。マネジメントに関する本はあふれていてどれも難しそうに見えるけど、みんなが居やすい場所づくりが結果生産性を上げるという実はシンプルなもの。上司たちに読んでほしい記事(笑)。

フォトグラファー ヨシダナギさん

初めてマネージャーさんにも登場していただいた記事。「ヨシダは夢を持たないから、エンジンが軽く、行動してダメならすぐ諦めて次に行く」。マネージャーさんはヨシダナギさん以上にヨシダナギさんを知っているのがよくわかった。夢ややりたいことは、時に重荷になる。だから、夢とか大袈裟なものではなくて、ちょっと興味が湧いた方向にガンガン進んで、ダメならやめて次に行く。短い人生を謳歌するコツが詰まった記事。

②アパレルブランドのインスタグラム

もう今は担当できてないのだけれど、初めてしっかりとSNSと向き合ったお仕事。改めてSNSって気持ちが消耗するなと思ってしまった…。「若い子はSNSネイティブだ」なんていうけれど、プライベートと仕事での使い方ってまったく別だと思っている。

でもやっぱりトップ画面にそのブランドの世界観がまとまっているのは、すごく見やすく、ブランド理解の手助けをしてくれる。だから大切なものだと今なら本当に理解できる(笑)。苦しい思い出が多い案件だけど、アパレルに限らずSNSはもう1回しっかりと勉強していきたい。

③社内報(名前は明かせません)

名前は明かせないけど、とある会社の社内報を担当させていただいた。たったの16Pでも、「紙業界ってブラック!」って思わされた側面もありつつ(笑)、でも本当に本当に楽しかった!クライアントの人たちが仕事に込める想いが号を重ねるごとに見えてきて。やっぱり最後1冊になって手元に届いたときの達成感は、SNSやweb記事が多い今では貴重な体験だったなと。来年も紙が1案件決まっているので、ワクワクする。

④webマガジン『パリマグ』

まだチームに入って数ヶ月だけれど、「好きと仕事って本当に繋がるんだ!」と実感できた仕事。「好きを仕事に」ってきれいごとだと思ってた(笑)。チームの先輩2人が本当に自分の趣味や好きを仕事に生かしていく姿に刺激をもらう日々。この仕事をきっかけに、ジブンゴト化できる仕事がもっと増えていけばいいなと思った。

あとは、『パリマグ』では、初めての執筆にもチャレンジさせていただいている。

書いてみてやっとわかるライターさんの気持ち。もともと文章ってものがとても好きなので、勉強しつつ、好きを仕事にする1つの手段として、腕を磨いていきたい。

⑤3つのコンペティションへの参加

もっともチャレンジングだったのは、コンペチームに参加させていただいたこと。化粧品、結婚式、本という統一感のなさ(笑)。感想は「ゼロからイチをつくるのは難しい!」。そして、ブレストで意見が出ない自分が非常に虚しくなること…。躊躇して発言できない悔しさみたいなところもしみじみと感じた。

でも、それは自分の発言にばかり気を取られて、超基礎の基礎「人の意見に耳を傾ける」ができていないということ。もっとみんなが発言できて、巻き込み、巻き込まれやすいような空気づくりが短期間で走り抜けるコンペにおいてとても大切なことだと思った。「もっと役に立てたはずなのに…」と後悔が積もりがちがけれど、ここはまだまだチャレンジの領域なので長い目でがんばりたい。

仕事編 まとめ

上手くできたこと、役に立てずに後悔したことなど、一括りの感情では表せない編集者1年目。編集者といっても本当にいろんなタイプがいることを学んだし、先輩たちがたくさんのロールモデルを提案してくれる環境にいれることは本当にありがたい。

2020年やりたいことなんていくらでもあるんだけど、「仕事を通して、できるだけ人に喜んでもらうこと」に注力するのみだと思っている。というか、それ以上に考える余裕ない(笑)。自分の意見が先輩や会社の役に立てばうれしいし、書いた記事が読者や出演者に喜ばれたらうれしいし。あとは、その喜びを協力してくれたクリエイターさんたちにしっかり共有して、「成長なんてものは後からついてくるよ」って年下の後輩ができたら得意顔で言ってやりたいと思ってる(笑)。でもそれはだいぶ先っぽいです。

さて、ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。次回は「旅行編」を更新できたらと思っていますが、とことん続かない人間なので、予告はあてになりません!サラバ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?