擬似的に変態を体験してみよう

天才と変態は紙一重。

擬似的に変態になるにはね例えば
1、他人を完全に支配できると興奮するドSな思考を作ろう
2、恋愛対象を自分と同じ性別と年齢にしてみよう
3、好みのタイプを自分のあらゆる要素にしてみよう
4、自分に盲目になろう
5、他人に完全に支配されて興奮するドM思考も取り入れよう

するとどうだろうか、自分は今自分という一個人を合法的に支配下に置けている、かつ自分は自分という精神的概念に完全に支配されている。それらの支配の有効性は日常生活における選択、行動すべて、思想、感性、好みにまで及ぶ。この境地にいたると自己存在がエロい。シビれる。際どい。生命の神秘。

これを地球、宇宙規模に拡大してみよう。
ここで、「自分の考え方、視点によって環境の見え方、あり方が変動する」という概念を導入する。


宗教や地域の規範、習律によって個人の価値観は形成される。ならばそれらの固定観念から隔離され、自分だけの世界観を確立した人間を仮定するとその個体は自分の考え方を正義、一般常識と考え込む。このとき、世界観形成において知識量が足りないと過激派になるだけだがそれらを十分補えば所謂自立した世界人になれる。というのは建前で、常識的な人間に見えつつも内実として自己肯定感に溢れ目的意識をもって行動ができる変人になれる。

「一般常識」(その人にとって)をもとに行動するため、多少の苦労を伴う能力上げの作業もそれが普通だから、と、毎日歯を磨くなどの習慣と同等の感想をもってこなせる。また、自分のあらゆる実経験をプラスに捉え、挫折などというものはなくなる。


挫折はいいものなのではないか、と思われるだろうが、それは挫折の性質に由来する。
挫折=発見+吟味+挑戦+失敗
であるため、この失敗を乗り越え次に生かす部分が人を成長させる。でも失敗は悲観的なものとして認知されているため多少なりとも個人の自尊心は傷つく。このルーティンを取り除き先ほどの自尊心広義単調増加人間になれば失敗を失敗と捉えず、成功にたどり着くための試行錯誤ぐらいにしか思わないだろう。失敗は成功のもと、から、成功は気づいたら降ってくる、になる。あらゆる作業を趣味と化し、ホモ・ルーデンスの高位(遊びから新しいものが創造される)になれる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?