見出し画像

【夜に駆ける】「音楽×文学」の可能性

【#3】20210703

人生は物語。
どうも横山黎です。

このチャンネルは本、音楽、ドラマ、映画など、あらゆるものを題材に思ったこと考えたことについて物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。

ということで、今回は「YOASOBIさんから考える「音楽×文学」の可能性」というテーマで話していこうと思います。


☆『Into The Night』


YOAOBIさんの原点にして頂点と呼ぶべき楽曲『夜に駆ける』。

2019年の暮れに公開されてから、圧倒的な世界観に多くの人が魅了され、THE FIRST TAKEへの参加、紅白歌合戦への出場を経て、先日、『夜に駆ける』英語版『Into The Night』が公開されました。

既に聴かれた方は分かると思いますが、第一声から鳥肌立ちましたよね。


だって、英語版を聴き始めたはずなのに、「沈むように」って始まったんですよ。

あれと思ったんですけど、同時に流れてる歌詞を見てすぐに納得しました。

Seize a move, you’re on me, falliong, and we were dissolving
「変わるんだ、君は僕の上にいて、落ちて、そして僕たちは解けていたんだ」
(引用:「洋楽の部屋」https://disneylanguage.com/IntoTheNight.html)

いわゆる空耳みたいなもので、日本語の歌詞「沈むように」の部分に「seize a move」という英語の歌詞を当てているわけです。

もちろん、作者が狙ったものです。
これ以外にも、サビをはじめ、いたるところに、日本語の歌詞に聞こえる部分があります。


英語版ということで、もちろん全部英語ではあるんですけども、僕みたいにちょっと英語苦手だなって人も「日本語に聞こえる!」みたいな楽しみ方ができるので、これは素晴らしいアイデアだなあと思いました。


世界にだけ向けられた発信ではなく、これまで聴いてきた日本人にも楽しんでもらいたい、そんな思いをmusic videoを観ながら感じられました。


☆『YOASOBI』の魅力

それではですね、僕の独自の視点からYOASOBIさんの魅力を2つ、話したいと思います。


まず、音楽性です。


YOASOBIさんの楽曲には、一度聴いたらもう耳から離れなくなるような、キャッチ―ものが多くありますよね。
その代表格が『夜に駆ける』だと思うんですけど、やっぱり耳に残りますよね。


僕、すごいYOASOBIさんの楽曲を聴くわけではないんですよ。
新しくmusic videoが公開されたら見るくらいの、それくらいの貢献度なんですけども、歌詞は覚えられないけど、音楽は一度でなんとなく分かるんですよね。


以前、友達と話してて、「YOASOBIのあの曲なんだっけ」っていう流れになって、曲は出てるんですけど、歌詞もタイトルも出てこないっていう状況に僕が陥りまして、結局鼻歌を歌って分かってもらうっていうことがありました。

ちなみに、僕が思い出せなかったのは、「群青」という楽曲です。
えっと、ごめんなさい、、、(笑)


それくらいですね、YOASOBIさんの楽曲は耳に残る、
一言でいえば、中毒性があるということです。



2つ目の魅力は、「音楽×文学」にあると思います。


YOASOBIさんの楽曲は、monogatary.comというサイトに投稿された小説を基にして作られているんですね。


『夜に駆ける』もそうで、星野舞夜さんの作品『タナトスの誘惑』が原作なんです。

結構有名な話だと思うので、読んだ方もたくさんいらっしゃると思いますが、『タナトスの誘惑』を読んでから『夜に駆ける』を聴くとさらに深みを感じるのではないでしょうか。

タナトスっていうのはギリシャ神話に登場する死神ですね。
死神の誘惑。

少し穏やかではありませんが、その物語をベースに作られたのが『夜に駆ける』というポップなナンバーなんです。



☆文学×音楽


僕は、子どもの頃から物語が好きで、自分で作ったりもしてたんですよ。
幼稚園の頃から絵本つくったり、紙芝居つくったり、小学5年生くらいから小説書き始めたり、中学生になってからは脚本を書いたり、文学というものに深く関わってきた人生を歩んできました。

今もね、ぼんやりとそういうものを仕事にできたらなあと思い、日々創作に打ち込んでいるんですけども、そんななかで思うのが、「文学の可能性」についてです。


やっぱり人と違うものをつくって、「そうきたか!」みたいな作品を届けてみたいし、今までにない「面白い」作品を作りたいなあっていう願望はずっとあるんですね。

YOASOBIさんは音楽と文学とを掛け合わせて、音楽だけでなく、文学の可能性も広げてくれたなあと思いました。


圧倒的な結果を出してくれているわけですから、これを踏まえて、これからも新しい文学を追い求めていけたらなと思います。


ということで、最後まで読んでくださりありがとうございました。

横山黎でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?