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ケア業務の権限整理を成功させる3つのステップ

訪問看護の経営者・管理者の皆さん、ステーション内の権限整理は順調でしょうか。そんな制限できる状況じゃない!というお声も聞こえてきそうですが、逆に「みんなが好き勝手やってる…」というお悩みも出ているのではないでしょうか。

本日は、業務の権限整理をどのように進めるか、3つのステップで記載していきます。権限整理ができることで「そこまではしなくても良い」というトラブルを回避し、ステーション内で業務をスムーズに回していけるようになるかなと。成功の鍵をしっかり押さえ、チームのパフォーマンス向上に繋げましょう。

1. ワークショップで業務範囲を詳細化

いきなりHowですが、看護師を何名か集めて、業務範囲を具体的に詳細化するワークショップを開催しましょう。各業務の範囲や具体的な処置内容をリストアップすることで、整備すべき情報の漏れを無くすことができます。またワークショップを通して、看護師が自分の役割や権限を正確に把握し、適切なケアを提供する土壌をつくることができます。

2. 権限に関する判断基準とルールを共有

看護師がどのような判断基準やルールに基づいて行動すべきかを明示し、全員で共有しましょう。例えば、緊急時の対応に関する権限では、「利用者の容態が急変した場合、速やかに上長 or 担当医に連絡し、指示を仰ぐ」といった具体的な行動指針を示すことが大切です。共有された基準に従って行動することで、チーム全体の効率が向上します。

3. 責任範囲を明確化し、適切な評価・フィードバックを行う

看護師の責任範囲を明確化し、適切な評価・フィードバックの仕組みを整えましょう。具体的な責任範囲を明示することで、看護師が自分の役割を理解し、適切な業務遂行が可能になります。設定して終わりではないので、整理した権限をチューニングしていく機会を設けていくことが重要です。

これらのステップを実践することで、看護師の業務権限整理がスムーズに進み、訪問看護事業のパフォーマンス向上に繋がります。適切な業務範囲の明確化、判断基準とルールの共有、責任範囲の明確化と評価・フィードバック体制の整備が、チーム全体の協力と効率を高めます。

再三ですが、業務権限整理は一度行っただけで終わりではありません。定期的な見直しや改善を行い、看護師のスキルアップや業務環境の変化に対応することが大切です。継続的な取り組みを通じて、訪問看護事業のさらなる発展を目指しましょう。


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