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訪問看護師の採用選考で注意すべきポイントとは?

訪問看護師を採用する際に注意しなければならないのは、”利用者の自宅”で質の高い看護を提供できるかどうか、です。ここでは、訪問看護師を採用する際に注意すべき3つのポイントについて解説します。

応募書類の真偽

意外に忘れがちなのが、書類内容や看護資格の確認漏れです。看護師は資格職なので、資格が無いと業務ができないのですが、まれに無資格で応募をしてくる方も拝見しました。少し手間となりますが、応募時に看護師の資格を証明する書類を写真でも良いので送ってもらうのがオススメです。

もし経歴詐称で雇用してしまった場合、ステーションにも大きなリスクになりますので、応募がきて嬉しい気持ちを少し抑え、冷静に対処しましょう。
(その昔、経歴詐称の方を雇用した企業がとても大変な思いをされていたのを経験しています)

総合的なスキルやコンピテンシー評価の実施

訪問看護師の採用プロセスで重要なことは、候補者が必要なケアを提供するために必要なスキルとコンピテンシーを持っているか評価することです。

https://www.kaonavi.jp/dictionary/competency/

看護師が服薬管理、創傷ケア、バイタルサインのモニタリングなど、さまざまな看護業務の経験があるのか、ステーションで提供したいケアに基づいて見極めましょう。さらに、看護師のコミュニケーション能力と対人能力も重要です。思いやりと共感をもって患者やその家族と接することができるかは、面接での質問や対応を見ながら確認しましょう。最後に、緊急事態に冷静かつ専門的に対処する能力も評価する必要があります。こちらは、過去の経験からどう対応されたのかを質問することで見ることができます。

十分なトレーニングとオリエンテーションの確保

面接後のフォローも、立派な採用プロセスです。入社後に活躍してもらうことが採用の大目的なので、訪問看護師を選定したら、十分な研修とオリエンテーションを行いましょう。ステーションの方針と手順、安全管理、および緊急時の対応計画に関するオリエンテーションを行うのが良いでしょう。また、看護師がスキルや知識をキャッチアップし、新しい技術やヘルスケア分野の変化に適応できるよう、継続的なトレーニングや継続教育の機会を提供する必要があります。その上で、看護師のパフォーマンスを定期的にチェックし、利用者のケアと安全性に関して期待値に満たない場合は、フィードバックを提供する必要があります。

まとめ

訪問看護師の採用には、利用者が自宅で最良のケアを受けられるようにするための慎重な検討と細部への配慮が必要です。応募書類の真偽、包括的なスキルと能力評価の実施、十分なトレーニングとオリエンテーション準備などが、採用プロセスにおいて重要です。これらの予防策を講じることで、ステーションは利用者に質の高いケアを提供できる、資格と能力のある訪問看護師に巡り合う可能性が高くなります。

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