見出し画像

「心を込めて選ぶ」ということ

ランチはほとんどが外食。毎日『どこで何を食べようかな?』と考える時間はワクワクする。

洋食屋さんや定食屋さん、ラーメン屋さん…個人経営のお店を自分で探して歩くのが好きだ。

こじんまりとした店構えで、長年歴史を紡いできたような、懐かしい感じのお店を見つけられたら最高に幸せだ。

一食入魂の精神でこだわっている。

しかし、今、私は駅直結のチェーン店のカフェにいる。今日もこじんまりな店を探して歩き続けたのに、結局、なんとも無機質なカフェにいる。

決してチェーン店が悪いわけではない。食事は美味しいし、コーヒーとサラダまでついたランチセットは890円。コスパもよろしい。

だがしかし、なんだかどうも落ち着かない。そう感じる理由はきっと、妥協だ。ここに入る前、どうしてもコーヒーを飲みながら煙草を吸いたくて、喫煙席のあるお店ならいいかー、と妥協してしまったのである。

妥協するとこうなる。このチェーン店は不正解ではないが、満足はできていない。

潜る海も、旅の行き先も、人生の歩みも、時間の使い方も、納得するまで時間と労力を使って考えてから選んで決めた方が良さそうだ。あとになるとその意味がわかる。

心を込めてちゃんと選んだことは、私の人生の彩りになる。時には、誰かとの雑談のネタになることもあるから役にたつ。心が豊かになる。

今更だが、今日はイマイチなチョイスをしてしまったみたいだ。いつか今日の選択がネタになる日は来るのかな?

そんな日があってもいっか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?