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舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯 感想②

※ど偉いネタバレです※
私は考察はしない!あくまでも感想だ。

最初にタイトルを聞いた時は、つけたり?走馬灯??って何のことだ?と思っていた。


ゲームの慶応甲府について

この物語はゲームの慶応甲府に沿って進んでいくんだけど、歴史の内容を話し出すと長くなりすぎるので割愛する。
要はこの慶応甲府イベントでは慶応4年7月への出陣となるが、実際に甲州勝沼の戦いが起こったのは同年3月のことで、
7月には戦地は北へ移りとっくに甲府にはいないし、今回走馬灯を見せる隊士たちは、7月時点では皆亡くなっている。
審神者なら皆、知っていそうな気がするね。

慶応甲府はラスボス部隊に「局長」と「一番隊隊長」がいるんですよ。
つまり今回のストーリーの大詰めのシーンです。
この歴史改変は山南さんが始めて沖田くんに託したもので、小さな歴史改変を積み重ねながら、甲州勝沼の戦いに善戦する幕府軍に至っていていた。

走馬灯について

走馬灯は男士と切り結んだ隊士たちが最期に見せるそれぞれの走馬灯でもあり、台詞にもあるように新選組の走馬灯でもあり。

平助の油小路
源さんと松原さんの油小路前の宴会
原田さんと谷三十郎の蛤御門の変
沖田くんの池田屋
そして近藤さんの…は後程書く
(ひとつだけ…ひとつだけクレームなんだけど、なぜ原田さんのグッズ出してくれなかったんですか🥲ぐすん🥲欲しかったよ🥲)

走馬灯で語られなかった事も、走馬灯が流れ始める前の幕(?)に映像で映っていたのがヲタクとしては嬉しかったな。
藤堂さんは額をやられてたな、池田屋で。やられてたよね?気のせいじゃないよね?
あそこで流れる映像見てるだけでも泣けてた。笑

沖田くんは近藤さんを除く全ての走馬灯に「走馬灯と分かっている状態」で登場していた。
何故ならこれは沖田くんが作り上げたものだからだ。
【この改変の目的は「夢」】
天才剣士と呼ばれても、最期は病で倒れた沖田くんの夢。
武士の生まれでなくても、武士になり、誰よりも武士らしく生きようとして、それでも武士として死ぬ事を許されなかった近藤さんの夢。
それを果たすための歴史改変。
目的が、幕府軍が戦に勝って政権をとることではなく、「武士として生きて死ぬ」と言うことかと思い至った時には、もう涙が止まらなくなって嗚咽でしたね。煩くないように頑張って堪えたよ。
武士の時代が終わると言うことは、きっと誰よりも分かっていたんだよね。

沖田くんの最期の走馬灯は池田屋
多くの創作にもあるように、心伝でも池田屋で結核により吐血し倒れる。

「私が病にならなければ新選組は終わらなかったかもしれない。私のせいで終わってしまった」という慟哭が切なくて、そんな沖田くんに声を掛けられない清光も切なくて…池田屋で折れた清光は、病で倒れた沖田くんと同じような気持ちを抱いていたのかもしれないな。
だいじにずるがらね、ぎよみ"づ
。・(つд`。)・。号泣

本当に最期に「私が愛した刀たちよ ありがとう」と言って消えていく沖田くんに、最早泣きすぎて呼吸が困難でした。
愛してたんだよな、ちゃんと。
良かったね、清光、安定。


つづく




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