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Tableau備忘録 Pre-attentive Attributes とは【前半】

Tableauは直感的な操作が特徴的なセルフBIツールであり,お手軽にデータの可視化をすることができる。しかしながら,Tableauを使っているのに社内での浸透が進まない・相手に伝わないといった悩みを抱えている人は多いだろう。

今回紹介するのは「Pre-attentive Attributes」と呼ばれる概念である。初めて聞く人も多いかもしれないが,この言葉自体に意味があるわけではなく,中身を覚えることが重要である。

言葉の意味を紹介するよりも先に,実際に体験してもらったほうが早いだろう。以下のように数字が並んでおり,この中から「4」という数字が何回出現しているかを数えてほしい。(制限時間:3秒)

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数えられた人はいるだろうか?いるとは思うが,少数だろう。私には無理だった。では,こうするとどうだろうか?

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こうすると,数えられた人が格段に多くなったと思う。

特に数字の列を変えた訳ではない。変更したのは,「4」という数字の色を変更し,サイズを変えた(太字)にしただけだ。極端な例ではあるが,「色」や「サイズ」といった視覚効果がいかに強力なものであるかがお分かり頂けたと思う。

前半はここまで。後半では,「Pre-attentive Attributes」の詳細について,より詳しく説明していく。


以下はTableauの公式サイトより。

・ビジュアル分析を利用する理由

https://help.tableau.com/current/blueprint/ja-jp/bp_why_visual_analytics.htm

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