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お笑いは教養も必要です

昨今、世の中がギスギスしているように感じられます。5年前に周囲を巻き込んで芸能界から干されてしまった男性。いつかは芸能界に戻りたいと必死にあがいている様には胸が痛みます。私はこの男性のファンではなくお笑いが大好きな一主婦です。

 ちょうどそのころリューマチという病を初めて経験し、今まで風邪もひいたことがなく、まして病気とはまったく無縁の生活を送ってきたものには青天の霹靂でした。仕事には行けずず~っと家でテレビを見る生活が待っていたのです。その当時テレビでは一日中、吉本興業の問題ばかりを放送していましたので、鮮明に覚えているのです。

 私の病も少しづつ進んで、今は完全に歩けなくなり、手も変形してまったく様子が変わってしまったのです。それでもお笑いは大好きでひと時のオアシスのような位置づけになっています。

 そんなお笑い好きの私が心を痛めているのが昨今のお笑い界の状況です。一度過ちを犯したら人によって芸能界に復帰できないのでしょうか?どんな高いスキルを身に着けていても許されないのでしょうか?今は芸能界を干されて一市民となっています。その一市民が後輩に揶揄され、バカにされ、反論しても許されないのでしょうか?一方は芸能界におり、もう一方は一般市民です。土壌が違います。芸能界の役割は何でしょうか?私たち一般市民がいなければ成り立たないではないでしょうか?

 どなたも彼に意見する人がいません。それは違うよと。彼ははだかの王様になったのでしょうか?いえいえ違います。王様ではございません。教養を身に着けず、お笑いのセンスだけでのし上がった勘違い屋さんかも知れません。

 大阪には小さいころからお笑いが根付いています。普通の人でも面白く返しができます。これは大阪という風土です。人生を楽しむという風土が昔からあります。

 お笑いさえできれば許される、そういう芸能界は子供たちには悪影響です。言っていいこと、悪いこと、大人だったら解ると思います。教養をどうぞ身につけてください。日本には(恥)の文化があります。お笑いの世界だからこそ(恥)を思い出し。上質なお笑いを私たちに届けてくださいね。

 そして人生の先輩方、忖度しないで未来をいきる子供たちの為にも、間違いを正してくださいね。

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