まつたく

島根県在住の理学療法士/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/ACL診療中心

まつたく

島根県在住の理学療法士/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/ACL診療中心

最近の記事

知っておこうACLガイドライン

あくまで医療者向けになります。 理学療法士であれば一度は目を通しておきたいガイドライン。 2019年に最新版が出ていますが、おそらく2012年に出ているものの方が少し内容が多い印象です。 なので2012年を確認してからでもよいですが、必ずしもそうでなくても良いと思います。 今回は簡単に教科書の内容を小分けにしてまとめましたので、とりあえずどんな内容が書いてあるかを知りたい方はさっと読んでみてください。 医療者向けと書きましたが、一般の方にも読んでいただけるようになる

    • 前十字靱帯の理学療法で大事な視点を紹介

      こんにちは。 まつたく(@matsumo37)です。 今回は手術後、リハビリとして理学療法をする事になりますが、実際に運動するときに意識してほしい視点を書いていきます。 あくまで専門家に向けて出なく、手術を受ける、受けた人向けの内容です。 ✅️膝がしっかりと動くようにしましょう! 手術後、リハビリの中で一番最初にやることは、『可動域訓練』です。 手術した膝を曲げ伸ばしします。 手術すると膝の曲げ伸ばしをする際に、痛みが出てきます。 加えて、膝を正しい方向に曲げ

      • ACL術後の入院中のリハビリテーション

        こんにちは。 まつたく(@matsumo37)です。 前回入院してから手術までの流れを少しお話ししましたので、今回は手術後のリハビリの話を少ししようと思います。 これも病院によって様々なので参考までに見ていただければと思います。 ✅️理学療法(リハビリ)開始と共に荷重とROM いきなり専門用語が出てきましたが、 ・荷重 → 体重をかけること ・ROM → 膝の曲げ伸ばしをすること です。 当院では手術後2日目でリハビリが開始します(火曜日手術して木曜から開始

        • 【前十字靱帯を損傷してしまったら】入院してからリハまでの生活はこんな感じ

          こんばんは。 まつたく(@matsumo37)です。 今回はいざ手術!! と言うことで、入院してからのお話を少ししようと思います。 ✓入院ってどんな感じなんだろう? ✓入院してからの生活って? こんなことを疑問に思っている方には必見です。 ✅️入院してからはこんな感じになる 図にも示していますが、もう少し深掘りすると ・入院手続きしたら病棟へ行き、体重、身長をはかります。 ・その後、病棟のスタッフに病室や病棟の説明を受けます。 まずは生活する上でのルール

        知っておこうACLガイドライン

          ACLの手術方法は大きく2種類

          こんにちは。 まつたく(@matsumo37)です。 本日は手術についてお話しします。 マニアックな話なのでスルーしていただいても良いですよ。(本当は見てほしい!) ✓靭帯の再建には「腱」を用いる 靭帯を再建する際に必要なのはその腱の材料です。 現在の医学では、自家移植腱といって自分の足から腱を採取して、靭帯として使用します。 以前は人工靱帯なるものも試みられていましたが、再建後の成績はあまりよくなく(おそらくよく切れていた、もしくは不安定感が残存した)、現在ほ

          ACLの手術方法は大きく2種類

          前十字靱帯損傷後、手術を受けるあなたへ

          こんにちは、まつたく(@matsumo37)です。 今回は手術についてまとめました。 それぞれの病院や医師の方針によって選択肢は変化しますので、よくよく話し合って判断して下さいね。 ✅️前十字靱帯を損傷したら治療の選択は2択! 前十字靱帯を損傷したら、治療の選択肢は2択です。 手術をするかしないか、です。 基本的に前十字靱帯はスポーツ傷害のくくりに入りますので、ほとんどの方がスポーツへの復帰を望まれます。 スポーツ復帰を目指す場合、基本的に手術をすることをおすす

          前十字靱帯損傷後、手術を受けるあなたへ

          ACLを損傷してしまったらシリーズ【筋力編】

          こんにちは!まつたく(@matsumo37)です。 今回はACL(前十字靱帯)を損傷してしまった方へ、手術までに筋力を取り戻しましょう!というお話です。 ✅️膝が腫れると筋力が落ちる 基本的にケガをしたときに腫れた事があると思います。 もしくは内出血をしたことがあるかと思います。 そんなときって筋力が落ちるんです。 内出血レベルだと筋肉全体が小さく(萎縮)なることはあまりないですが、関節が腫れるレベルになると話が変わります。 関節、特に膝に関しては様々な動物実験

          ACLを損傷してしまったらシリーズ【筋力編】

          前十字靱帯損傷したら可動域を取り戻しましょう【これ重要】

          この記事の著者 ✓理学療法士10年目 ✓認定理学療法士【スポーツ理学療法・臨床教育】 ✓日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー ✓大学病院勤務 こんばんは。2回目の投稿です。 前回『手術前にも運動することが大切【スポーツ復帰のために】 』 という話をしたのでその中の可動域の獲得について少しお話します。 手術前に膝の可動域を取り戻すことは重要です。 ✅️もし前十字靱帯を損傷したら、まず可動域を取り戻せ! もし膝を受傷した場合に、 ・痛み ・腫れ

          前十字靱帯損傷したら可動域を取り戻しましょう【これ重要】

          前十字靱帯を損傷をしてしまったら・・・

          こんにちは。 まずは画像を。 今回、よく世間では間違えて認識されている、手術までの話をします。 まずは何であれ病院を受診しましょう!! そこで重要なのが病院選びです。 前十字靱帯損傷は整形外科が扱うケガですが、ケガの種類としてはスポーツ傷害に入ります。 つまりスポーツの専門家に見てもらった方が良いです。 加えて前十字靱帯は見慣れている医者に診てもらった方が絶対に良いです。 膝が痛いと言ってレントゲンだけで済ませるところには行かないようにしましょう。 前十字靱

          前十字靱帯を損傷をしてしまったら・・・