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「これ無理」シリーズ 代謝編 その1 代謝全体像

取っ付きにくい代謝について、「これ以上分かりやすくは無理」、略して

「これ無理」シリーズとして連載していきます。

この連載が終わるころにはカラダの仕組みを細胞レベルで理解していただけると思います。

これを読むことにより、代謝に対する拒絶反応をなくし、難しく書いてある教科書を読むのが、少し楽しくなってもらえれば幸いです。

代謝経路全体像

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全体像といいつつ、超ざっくりの代謝経路。

まずは全体像を理解してもらうのが大事なので。

少しずつこの代謝経路が好きになってきた私です。

四角い大きな枠で囲まれてるものが一つの細胞。

これが人体に60兆個もある。

その細胞ひとつひとつが何をしているのか。

いろんな役割があるにしろ、ざっくり言うとATPを産み出す。

ATPとは身体を維持するためのエネルギー源みたいなもん。

細胞の膜は脂肪でできている

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代謝経路の四角い枠で囲った細胞膜。これは脂肪でできている。

なぜなら水(血液)に溶けてしまわないように。

ドレッシングをかける前に、シャカシャカ振りますよね。

じゃないと、油と水が混ざらないですから。

何が言いたいかって、細胞が血液に混ざると大変ですよね。

だから、脂質の膜で血液に混ざらないよう守られています。

細胞の栄養は、血液から

細胞は血液から栄養をもらっています。

つまり、血液から栄養素が細胞に入っていくことで、細胞内の代謝がスタートします。

逆に言えば、血液に栄養素がたくさんあっても細胞に入っていかなければ細胞内の代謝はスタートしません。

このことは、疾患を知る上でも大事になるので覚えておいてください。

まとめ

・細胞は、栄養素を血液から取り入れて、ATPを作ってる。

・細胞の膜は脂肪でできている。

超簡単な話ですが、今回のこのイメージがないと、いきなり解糖系やらTCA回路やら言われてもよく分かりませんから、私には。

次回は、ATPの原料、「糖」についてお話しします。



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