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もうちょっとで残り半分

前回から少し月日が経った。
4月から仕事が変わり、デスクワークになった。
身体を動かさず、口も開かない。同僚とのやりとりはチャットが中心であり、コミュニケーションは指から生まれている。

肝心の仕事はというと、少しは慣れてきた。
基本的に自分の担当領域をゾーンディフェンスしている状態で、ゾーンに侵入されない限りは仕事は振られない。すごく暇な時間も最近は多い。時期的なものらしいが、よく分からない。

給料はかなり減った。体感は半減くらいである。
単身赴任で、住宅ローンも払いながらなので、正直マイナスである。
海外留学するよりかは、金銭的にはマシではあるが、マシであってもマイナスはマイナスである。

たまに、考える。
もし同じように出向を命じられる人がいるのであれば、どう勧めるか…
いや、勧めないな。断った方が良い、いや、もっと激しい言葉で「絶対に引き受けるな!」と言う。

周りを見ていると、「もともと行政に興味があって〜」「公衆衛生がやりたくて〜」という人が多い。私みたいに、何となく〜で来た人はいない。いるのだろうけど、あるように擬態しているのかしら。

何はともあれ、契約期間は残り半分が見えてきた。
言い方はアレだが、出所を待っている気分だ。ここまで絶望した年月はない。

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