理学療法士が入職前に知っておくべきこと
今日のテーマは、「入職前に知っておくべきこと」です。
今回は、私の実体験を交えながら紹介します。
私の初めての就職後は比較的大きなリハビリ病院(回復期)でした。
規模としては、ベッド200床前後、セラピストはPT/OT/STで150名でした。
また、新卒入職者は30名前後でした。
入職後の流れ
⑴配属先の決定、自己紹介
↓
⑵先輩スタッフの見学、電子カルテの操作方法や基礎の再復習
↓
⑶少しずつリハビリ補助で参加(バイタルやROM、評価等)
↓
⑷先輩スタッフのリスクの少ない患者様のリハビリ実施
↓
⑸自分の持ち患者(新患)を持つ
上記が概ね2、3ヶ月の期間で進みます。
その為、初夏の頃には自分の持ち患者がいるようなイメージですね。
リハビリの介入時間について
リハビリは基本的には単位という区切りで動きます。
1単位20分です。基本的な介入は2,3単位つまり40〜60分間実施します。
その為、見学している頃に先輩の時間配分を観察しておくと後々自分の番が回ってきたときにアタフタせずに済みます。
私の2単位のイメージ例
体調確認、バイタル、介入前評価(5分)
↓
臥位、座位レベルのリハビリ(ROM、リラクゼーション、筋力ex)(15分)
↓
立位、歩行レベルのリハビリ(15分)
↓
終了後のバイタル、介入後評価(5分)
症例によりますが上記を参考にしてみてください。
就職後は、正直右も左もわからない状況からリハビリ介入は始まります。
事前にこの人だったら私は、僕はどんな介入をしようかな。先輩は何を目的に介入しているかな、この人は目標は何かなと考えながら準備しておきましょう。
業務の1日の流れ
一日のタイムスケジュールはこんな感じです。
8:30~8:40 朝礼
8:40~12:00 リハビリ介入
12:00~13:00 昼休み
13:00~13:40 カンファレンス
13:40~16:20 リハビリ介入
16:20~16:50 カルテ入力
16:00~17:00 終礼
17:00~ (残業)サマリー作成、勉強会、委員会等
私の病院は持ち患の入退院等がなければ比較的定時に帰ることができました。
友人の病院だとカルテが手書きだったり委員会や次の日のスケジュール管理や申し送りで遅くまで残業していたとの話を聞いたこともあります。
その辺りは病院によって様々かと思います。
私は、定時に帰るのが大好きですのでサマリーやカルテも空き時間で上手く書いてほとんど定時で帰っていました。
最期に
患者様は私達が提供するリハビリにお金を払って治療を受けています。
良いのか悪いのか初心者もベテランもいただくお金に差がありません。
最初はこんな状態なのにお金をもらっていいのか。どうしていいかわからない。と
悩み苦しむことがあるかもしれませんが、患者様のことを思ってのことだと思います。いっぱい悩みましょう。それが患者様の為になります。困ったときは私達に相談してもらっても構いません。
合格された皆さんは本当におめでとうございます。
臨床でお会いできるのを楽しみにお待ちしています。
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