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キンコーズで小冊子を作った(A5・中綴じ)

これしかなかったんです

前にも書いたが、4月末に僕らレゲパンは本を完成(入稿)させた。しかしその本には締切と他の予定が噛み合わず、メンバーの1人が参加できなかったので、何らかの形で作品を載せたいなと思っていた。幸い作品はなんとか頑張れば書けるということで、じゃあ追加で本を作ろうと言う話になった。
しかし今から作るには色々と足りないものが多すぎる。(お金とか期間とかページ数とか)
じゃあどうするか? 簡易に作れる小冊子を作るしか無いでしょう! というわけで、小冊子を作ることになった。こうあっさり決まったのも、以前小冊子をコンビニプリントで作った経験があるからだ。けっこう大変だしホチキス留めが大変だけどなんとかなるっしょ!と、思っていた。しかし仕上がってみると全部で42ページ(表紙4ページ含め)もある。これでは普通のホチキス留めはかなり無理がある。そもそも針が通らない。(試してないので恐らくだが、A4用紙11枚は無理では?)
だけど諦めきれずに色々探していると、目に入った名前があった。
「キンコーズ……?」
調べてみると、同人の限界入稿界隈でよく使われているセルフ印刷所で、なんと中綴じのホチキスが自動で留まって出てくる印刷機があるというではないか!!これは行ってみるしか無いと、北限の店舗かつ近所であるキンコーズ青葉通一番町店へと向かった。

さて印刷

文学フリマ前日、5/18の12:00頃に店舗にたどり着く。

北限の店舗

店内は結構ガランとしていた。閑散期なのだろうか? 賑わっていたらそれはそれで困っていたので良かったと思おう。
何をすればいいかわからないので、とりあえずカウンターに向かう。受付の店員さんに、一通りどういう感じにしたいかということを伝える。今回だと「A5サイズ・右綴じ・表紙のみカラー・表紙のみ用紙替え」ということを伝えた。一通りやりとりが終わると料金説明が入り、データを渡すとフルで店員がやってくれる高いタイプのものか、自分で店舗にあるPCからデータ入稿をして、仕様などなどを用紙に記入するセルフの安いやつかを選ぶ。
今回はあまり値段をかけたくないので迷わず安い方を選ぶ。価格差は約50%くらいになるそうなので、手軽さを選ぶならセルフ一択だ。
ここでPCレンタルのために会員登録と身分証明書が必要になる。会員登録はアプリから行えるので、先にやっておくといいだろう。下のはAndroid用のリンクだが、当然iOS版もあるのでご安心を。

で、登録をすっかり忘れてた俺は店舗で登録をしようとしたのだが、まさかのサイトメンテナンス中。登録ができず受付の人に泣きつくと、別途用紙に記入して使わせてもらえた。ありがたや……。
で、PCに通される。仙台の店舗は2台しかPCが無いみたいなので、結構注意が必要かもしれない。それこそ空いているタイミングで突っ込まないと待ち時間が多くなりそうだ。
PCにUSBメモリを差し込み、PDFファイルを指定されたフォルダに入稿。この時気をつけてほしいのは、受付はPDFファイルのみということだ。psdやaiは書き出しが必要になる。当然Wordファイルもである。
事前に情報を入れてたので、そこら辺は問題なく対応した。次は注文用紙に記入をする。

出力カード

上の写真のような紙が置いてあるので、希望通りに書いていく。データ名は入稿したファイル名を全て(今回の場合は本文と表1)書き、ページ数は本文に表紙4ページを合わせた枚数を書く。これは同人印刷会社に入稿するときによくやるので、違和感なくできるだろう。
表紙替えをしたい場合は、用紙の見本誌がおいてあるので、それを見て決める。決めたら記載されてる番号を用紙種類のところに書く。
その他加工のところは、さっき受付の時に店員に伝えた事を書いていく。(中綴じ、表紙カラーなど)書き終えたら店員に紙を渡す。そうするとデータ確認の後、試し刷りを店員がしてくれる。それを見て最終確認を行い、OKなら会計の後、印刷が開始される。
今回は40部刷って約15,500円。1部あたり387.5円である。今回は300円で頒布予定なので赤は出るが、そこまでデカい傷ではない。
今回はページ数が多く部数もそれなりにあるため、待ち時間が発生した。12:30に諸々を終えて店を出る。
ここまで書いて疑問だったのが、プリンターでセルフでやるのでは? ということ。色んな人のレポを見ていると、なんかそんな事を書いていたはずだったのだが、半分セルフで半分店舗でやってもらう形になってて少し「?」な感じだった。仕上がり後に聞いてみたらデータ入稿か原稿入稿によって違ったらしい。原稿入稿の場合はプリンターを使った小冊子作成。あと表紙が別用紙かつカラーの場合はデータ入稿とのことだった。ここは店舗によるのかもしれないので、要確認である。どちらにせよ文字だとプリントしたものを再スキャンするのは厳しいかもしれない。文字が潰れる可能性あるしね。

結局どうなのよ?

仕上がった!

そして出来上がりがこちら。流石に待っただけあって良い出来である。折りが若干甘いので、何か扱けるものがあると良かったかもしれない。薬瓶とか。
で、結局どうなのかと聞かれれば、クオリティはやはりそれなりに高いのだが、やはり値段がそこそこするのがネックだなと感じた。
値段で言えば「ちょ古っ都製本工房」には確実に負けていると思う。

ここ(キンコーズ)を使うのは、本当の本当にギリギリまで原稿が上がらなくて、けど本は絶対出したい!……という時が一番いいのだろうな。今回はその時だったので使ったが、次回もう一冊出す!となったら、若干締め切りの日付に余裕を持たせて「ちょ古っ都」にお願いすると思う。そんな感じだった。使ってみないと分からない事は沢山あるので、いい経験になった。

さあ!明日は文学フリマ東京38!!頑張って頒布します!!よろしくお願いします!!

📍ブース:い-24
🗓5/19(日) 12:00〜開催
🏢東京流通センター第二展示場 Eホール
📕イベント詳細→ https://bunfree.net/event/tokyo38/ 
📖カタログ→ https://c.bunfree.net/e/bvd
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