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遺品の整理は、一気にやったほうが良い??

経験のないこと、というコトの1つに「実家の片付け」があげられると思います。いつかそうなるんだろうな・・・、その時が来たらきちんとね・・・と思いつつ、いざそうなってもなかなか重い腰が上がらなくなってしまいそうですね。

親が亡くなったあとに親の住まいをきれいにする、親のモノを捨てる、仕分けをするのが「遺品整理」と言われるものです。

1つ1つ見て判断するのは体力と日数が掛かることです

自分(子)が片付けることの多い遺品整理ですが、親が自ら終活の一環として片付けをしている場合、物が少ないですが、それ以外は、「これをかたづけるのか・・・」「なんで片付けておいてくれなかったの・・」と言うのが自分(子)の不満や声として出ることではないでしょうか。


そこで、本題ですが、

遺品整理は全て一気に整理した方が良いのか


というところですが、1つ自分に問いかけてみましょう。

シールを貼って怒られた箪笥や夏の暑い日に真っ先に冷蔵庫を開けて「いつまでも開けっぱなしにしないの!」と怒られた冷蔵庫。寒い時期に潜っていたこたつ。それらが、全部遺品整理でなくなってしまうことに、心の負担があるかどうかを。

もちろん、一気に片付ける事で、2,3日の間に整理されて、見積もり、作業、支払いなど1度にすべてが進むという良い点はあります
しかし、金額の不安住んでいた家の中が何も無くなってしまいもうだれも居ないのだと感じてしまう寂しさが時に心を暗くさせてしまうこともあると思います。

住んでいた部屋の物が無くなるという環境の変化がストレスになることもあるでしょう。結婚や子どものいる生活、職場の異動やシステム・仕事内容の変化など環境がかわることのストレスはだれしも経験しているのではないでしょうか。

母親に多いとされる「空の巣症候群」
独立する子どもに対し、母親という役割がなくなり、むなしさが強くなるというというものがあるそうですが、これも子どもの独立という環境の変化からのストレスになりますね。

こういった事から、自分(子)が住んでいた家の品々がすっかりきれいに無くなることにストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。

そのため、一軒家全てを1度に整理するのではなく、何度かに分けて、少しずつ少なくしていくことで、環境の変化に心をついていかせながら、整理することもオススメです。

しかし、期日までに全部整理してきれいにしなくてはいけないこともあります。それは賃貸で生活されていた場合です。親が亡くなり、次の家賃支払い日までに整理して出たい、と多くの方が思うでしょう。そうなった場合は1度に整理しなくてはいけなくなりますので、後に気持ちが付いてこなくならないように、作業に加わり、大事なものなども含め、作業スタッフと一緒に仕分けをしていくとよいと思われます。

実際のご依頼で、そういったお客様もいらっしゃいます。
故人様(親)との思い出話や自分(子)の思い出話をしながらの作業は、私たちも嬉しくなります。

遺品整理は親の物を捨てる、仕分けするという心の負担があります。
一気に整理するのか、少しずつ片付けていくのか、それは自分(子)が選んで良いことなのです。自分のこころの負担が少ないほうで進めましょう。

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