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【令和の虎】AI仏壇サービスは倫理的に問題があるのか?

令和の虎は、虎の方々と志願者のやり取りを見るのが好きで、世の中のよりリアルな部分が凝縮されている気がしていつも楽しく興味深く視聴させて頂いています。

AI仏壇サービスの回についてですが、概要としては、故人の情報(SNS、メール、著書などのデータ)を機械学習させて、それらしい会話が可能なAIを作るというシンプルなサービスを富裕層向けに展開したいという内容でした。

金額はサブスクで年間100万円程度でした。


このサービスの可能性について

私個人の感想としては、故人と話をしたい人は一定数いると思います。GoogleやAppleなど個人情報をを独占している企業が乗り出して来たら歯が立たないサービスだと思いますが、まだ乗り出してきていないので、この間に故人の情報の集め方など、日本独自の方法やノウハウが先行して蓄積できるのであれば、ある程度勝算はあるのではないかと思いました。

後、大企業だと個人とどこまで個人と向き合ってサービスを提供してくれるか分かりませんが、今回志願された平田さんのLimerenceAIという会社はそれほど規模も大きくないと思われますので、ある程度個々の要望に向き合ってカスタマイズされたサービスを提供頂けそうな気がしました。

その為、他社に対する参入障壁を含めてこのあたりの道筋がある程度整理されてるのであれば、投資する価値はあると思いました。

このサービスに対する虎の指摘事項

この回で虎の方々が何度も指摘されていたのが、倫理観についてでした。

  • 故人がある意味生前と変わらず会話ができるようになる為、AIに生成された故人によって、子孫、特に子供などを洗脳されてしまう可能性があるのではないか?

  • 犯罪を犯した人や、反社会的な思想を持った人が復元され、良くない思想が社会に広まってしまうのではないか?

  • その結果、社会的な問題が起こった場合にあなたは責任をとれるのか?

こういった内容を厳しく指摘されていました。
倫理的な問題については、そもそも論として子供に対するある種の思想の強制は、学校や親によって日常的に行われている行為である為、仮に故人のAIが倫理的にNGであれば学校及び親の行為自体がNGとなってしまう為、この指摘は現実とは乖離していると思われます。

また、良くない思想が社会に広まってしまう点については、コロナワクチンを例に挙げると、あれは当初ファイザーが公開したとされる資料を見ると、コロナに対して予防効果がない事は明らかでしたが、絶対リスクを相対リスクにすり替えて世界をミスリードし、これを日本政府やメディアも了解し、国民をミスリードする行為に加担し今でも続けている現状を見ると、この世界では既に倫理感や道徳に反した情報や行いが蔓延している為、故人のAIという非常に狭い範囲を議論したところで、倫理感を守るという観点では意味を為さないと考えています。

*参考として、コロナワクチンの予防効果は、絶対リスクをもとに評価すると0.85%と1%にも満たない予防効果しかありません。当初95%の予防効果があると言って喧伝していた事については、現状裁判にもなっているように問題がある行為だと私も思います。

つまり、国やメディアが意図的に誤解を招く情報を流し蔓延させている世界で生きる上では、何を信じるかは故人のAIが出てきたたとしても、現状と変わらず自己責任で判断する必要があると思います。

但し、虎の方々が指摘されている「社会的な問題が起こった場合に、あなたは責任をとれるのか?」という点については、真っ当な指摘だと思いました。

今の日本では、現状発生している大きな問題を隠すために、こういった新しいテクノロジーがやり玉にあがり、スケープゴートにされる可能性が少なからずあると思います。

その為、スケープゴートにされそうになった際に防衛できるような、倫理観に対するガイドライン等の準備は必要だと思いました。

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