【ラーメン】物語#5満開のさくらラーメン〜思い出の一杯〜
第5話 満開のさくらラーメン〜思い出の一杯〜
※本作は実話です。
私が、住む山形県山形市は、県民一人あたりのラーメンの消費量日本一という記録があるんですが、市も山形市役所の駐車場の壁には、ラーメンの聖地、山形市、の横断幕を掲げているし、市内のラーメン店にも『山ラー』のぼりがある、街をあげてアピール活動をしている。
今はさくらのシーズンで、山形市にも桜の見所スポットが多数あります。
特に霞城公園の桜、西蔵王の桜、そして私の実家近くにある馬見ヶ崎川の桜ラインのサクラである。
夜になるとスポットライトで夜桜も楽しめるようになっています。
桜ラインの桜並木はソメイヨシノ。歩道があって2〜3キロくらいでしょうか。満開の桜を歩きながら見れますし、夜桜はとても風流です。
そして、桜ラインにはラーメン屋さんがあって、屋号は『さくら』で、ラーメンとお餅を出してくれるお店でした。
今は、残念ながら閉店してしまいましたが、6年前に他界した、兄と桜を見たあとに、2人で食べたラーメンと餅の味は忘れられない。そのお店では、餅も出してくれるところで、兄は納豆餅が好きなので頼んでいましたね、私はあんこ餅でした。
もうあのラーメンを食べることはできませんが、私にとって思い出の一杯、のラーメンです。
大切なものは去ってしまっても、良い思い出だけはいつまでも残るものです。
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