摩天楼

動画制作、ショート・フィルム等のシナリオ執筆しております。主に地方を舞台に人生をテーマ…

摩天楼

動画制作、ショート・フィルム等のシナリオ執筆しております。主に地方を舞台に人生をテーマに書いていきたいと思います。千里の道も一歩から、コツコツとやっていきたい。山形県山形市在住//1978年生/男/趣味:自転車・音楽鑑賞

最近の記事

『遊星からの物体X』('82)

監督:ジョン・カーペンター 脚本:ビル・ランカスター BS-TBS視聴 GW期間BSでは様々な懐かしの映画を放送している。ジャッキー・チェン特集もやっているし、そして懐かしいジョン・カーペンター監督作の『遊星からの物体X』も放送していた。 ジョン・カーペンター作品は、私はもう散々観てきました。DVDもほぼ全作品持ってますし、一時期凄くハマりました。 今回は、嬉しい吹替版で、映像もデジタルリマスター版のような感じで画像も綺麗でした。私が持ってる「思い出の復刻版」のDVDより

    • ラーメン映画『タンポポ』(1985年)

      監督・脚本/伊丹十三 今日は、私のビデオライブラリーからラーメンをテーマにした映画をご紹介いたします。 コレです伊丹十三監督作の映画『タンポポ』です。 この映画を最初に観たのは、私が確か小学3年生くらいの頃だったと思います。デレビ放送のゴールデン洋画劇場で観たのが最初でしたが、これはめちゃくちゃ衝撃的でした。 とにかく、ラーメンと食にまつわるエピソードのエッセンスが詰め込まれた作品で、軸としては映画『シェーン』をイメージしつつ、店主タンポポの店を立て直す、というラーメンウ

      • 【シチュエーションスリラー】knock〜ノック〜#5

        しかし、そもそも私を殺さないのには何か理由があるはずだ。 それをこの相手から引き出す必要がありそうだ。 M田「やっぱり仕事を終えてのビールは最高ですね」 「実は私には家族がいましてね、女房とかわいい娘がいて、私がいつも仕事から帰ると娘がね、パパお疲れ様って、ビールをついでくれるんですよ、それが旨くてね」 「今どうしているか、でも亭主元気で留守がいいなんて……」 相手「…………」 まさか、嫌な予感がした。 相手は私の家族を殺害したんじゃないだろうか、この場所を殺す前

        • 劇場映画鑑賞記録『フォロウィング』(’98)/25周年HDレストア版

          時系列のシャッフル型サスペンスの傑作 クリストファー・ノーラン衝撃のデビュー作     『フォロウィング』 1998年/イギリス/モノクロ/70分    監督・脚本・撮影・編集    クリストファー・ノーラン 先日、クリストファー・ノーラン監督のアカデミー賞作『オッペンハイマー』を鑑賞してきたのですが、今回は新作から一気にデビュー作に遡りのリバイバル上映がありまして、観てまいりました。 この『フォロウィング』なんですけど、私は一度も観た事がありませんでした。なので凄い

        『遊星からの物体X』('82)

          【シチュエーションスリラー】knock〜ノック〜#4

          このままでは私は殺されてしまう…。 でもなぜ殺されないのだろうか。 M田「なぜ、私を殺さないんだ?」 相手「………」 M田「もて遊んでいるのか?」 「それとも、助かる道があるのか?」 コンっ(はい) M田は少し表情が和らいだ。 M田「それはどうすればいいんだ?」 「ん、答えるわけないか、こっちで生き残る方法を考えるしかないってことか?」 相手「……」 コンっ!(はい) なんて事だ、私は人質兼、交渉人って訳だ。 こんな、バカな事があってたまるか!前代未

          【シチュエーションスリラー】knock〜ノック〜#4

          【シチュエーションスリラー】knock〜ノック〜#3

          これまでのストーリー ビジネスマンの男・M田は、出張で山奥のペンションに泊まっていたところ、叫び声のあと何者かに部屋のドアをノックされる。危険を感じたM田は、応答の無いドア越しの相手にノックで応答する事に気づくが、なんと相手はペンションの受付の男を殺したという…。その後も相手とノックでの会話を試みることになるのだが…。 本編 殺してしまったのか!これは大変なことだ よし、まずは警察へ電話だ。 携帯、携帯…、ん…、 ちょっと待て! そういえば俺のスマホはバッテリーが

          【シチュエーションスリラー】knock〜ノック〜#3

          【シチュエーションスリラー】knock〜ノック〜#2

          これまでのストーリー 出張で泊まるために訪れたペンションの部屋で眠っていたビジネスマンの男、M田は、突如断末魔の叫び声で目を覚ます。部屋の入口のドアを破壊して入ってきた正体不明の相手は、部屋のドアをノックしてきた。M田は身の危険を感じて、ノックの相手とノックで会話をする事に……。 本編 コンコンっ! ノックの音だ。 返事をするべきか、黙っていればいいかは明確だ。ここは返事しない方がいいだろう、と思いM田は黙っていた。 しかし、立て続けに コン、コン、コンっ! そ

          【シチュエーションスリラー】knock〜ノック〜#2

          【シチュエーションスリラー】knock〜ノック〜

          あらすじ とある地方都市の山岳地帯の観光地。サラリーマンの男M田が、出張でペンションに泊まった。客はM田ただ一人だったが、部屋へ入ってしばらくすると疲れから眠ってしまう。 だが、突如断末魔の叫び声で目覚めるM田。直後、部屋のドアを激しくノックされ、恐怖に怯えるM田は、正体不明の相手に殺意を感じるも、ノックをばかりを繰りかえす…。 ペンションに泊まった男が、ノックの音に怯える様を描く、シチュエーションスリラー(密室劇)。 knock〜ノック〜 本編 私は仕事で東北地方

          【シチュエーションスリラー】knock〜ノック〜

          826askaエレクトーンライブ山形公演 

          826aska 全国制覇ライブ 〜わたしのエレクトーンが壊れるまでに〜 山形初公演 日時:2024年4月13日㈯ 会場:ミュージック昭和SESSION 昨日の誰知劇場に続き、2日連続ライブです。 今回の会場は地元山形で、しかも近所でした。ミュージック昭和SESSIONという山形では有名で歴史のあるライブイベント会場、いわば聖地です。錚々たるバンド、アーティストがここで公演を行いました。うちの兄も昔、ここでライブやってましたし、プロ・アマ問わず山形の音楽シーンはここに

          826askaエレクトーンライブ山形公演 

          宮崎薫 LIVE TOUR 2024-BEAUTIFUL-仙台公演

          公演日:4月12日(金) 時間:開場 18:30 開演 19:00 会場:仙台 誰も知らない劇場 出演者:宮崎薫(Vo,Ag) , yas nakajima(g) 4/12㈮、私はコンサートのため山形市→仙台市までやってきました。 山形から仙台まで高速バスで約1時間くらいで着きます。 私は、宮崎さんのライヴに行くのは今回が初めてでした。 宮崎さんの父親はある大物歌手で、その娘さんという事で、私は御父様のデュオ時代から何度かコンサートへ行ってました。 なので、今回は凄

          宮崎薫 LIVE TOUR 2024-BEAUTIFUL-仙台公演

          【ラーメン】物語#5満開のさくらラーメン〜思い出の一杯〜

          第5話 満開のさくらラーメン〜思い出の一杯〜 ※本作は実話です。 私が、住む山形県山形市は、県民一人あたりのラーメンの消費量日本一という記録があるんですが、市も山形市役所の駐車場の壁には、ラーメンの聖地、山形市、の横断幕を掲げているし、市内のラーメン店にも『山ラー』のぼりがある、街をあげてアピール活動をしている。 今はさくらのシーズンで、山形市にも桜の見所スポットが多数あります。 特に霞城公園の桜、西蔵王の桜、そして私の実家近くにある馬見ヶ崎川の桜ラインのサクラである。

          【ラーメン】物語#5満開のさくらラーメン〜思い出の一杯〜

          『パトレイバー2/the movie』(1993)

          監督:押井 守 脚本:伊藤和典 今日は、私の思い出のアニメーション映画をご紹介いたします。 これです、『パトレイバー2the movie』なんですが、これを最初に見たのは、私が住んでいる山形市には七日町(なぬかまち)というメインストリートがありまして、今は大沼デパートという百貨店が閉店してしまって、ちょっと寂しい感じになってしまったのですが、私が高校生の頃、その七日町にあるaz(アズ)七日町という商業ビルで、あるイベントがありました。そのイベントには、P2を脚本した山形の

          『パトレイバー2/the movie』(1993)

          恐怖の帰り道#4最終回

          これまでのストーリー ミステリー作家のM田は、講演会の帰り道に狂人から車で執拗に迫られ、ついには命の危機を感じ、警察に通報するも犯人は走り去ってしまう。警察からはそのまま帰宅するよう求められたため、M田は別荘アトリエへ向かったのだが…。 本編 再び警察署にて。 バードアイマップでM田のアトリエの住所を調べるS島 カチカチ…マウスを操作する。 S島「あったぞ、作家先生のアトリエ…。」 「ここか?ん、アトリエね、別荘兼アトリエにしては…」 A野「S島さん、分かりまし

          恐怖の帰り道#4最終回

          恐怖の帰り道#3

          これまでのストーリー ミステリー作家が、山奥にあるアトリエを目指していると、執拗に追いかけてくる車に先回りされ、待ち伏せされてしまう。 今度は、相手の方からこちらへ向かってきたので、作家は身の危険を感じ警察へ通報することにしたのだが…。 本編 M田は、スマホを取り出しハンズフリーに切り替え、110番した。 そうしている間にも相手の車は徐々に迫ってくるが、眩しさと恐怖に怯えながらも警察へ電話する。 トゥルルル…、トゥル、ボツっ 警察「はい、こちら警察です。事件ですか

          恐怖の帰り道#3

          恐怖の帰り道#2

          これまでのストーリー ミステリー作家のM田は故郷で講演会を行ったあと、帰りが遅くなった深夜、山奥に買った別荘アトリエへ一人、車で向かう途中、後ろから執拗に追いかけてくる車に遭遇、悪質なあおり運転だと思い、車を止めて譲るのだが、相手の車も一緒に止まってしまう…。 本編 M田にとって氷つくような瞬間だった。 M田「な、なんだよ!どういうことだ」 M田は様子を見ようと、そのまま止まってる事にした。 相手の車は、真っ黒な4輪大型SUV車だった。少し距離をおいて止まっている

          恐怖の帰り道#2

          恐怖の帰り道

          あらすじ ミステリー作家のM田は、故郷で講演会を行ったあと、ファン交流会に招かれ、大いに盛り上がり帰りが遅くなってしまう。故郷には、街の山奥にアトリエとして買った別荘があり、そこへ一人、車で向かう途中に、後ろから車が一台追いかけて来るのに気づくのだが…。 『恐怖の帰り道』 とある地方都市にて。交流会、接待の後、深夜1時50分、M田は自家用セダン車に乗り込む、M田は下戸なので車を運転して帰るのであった。 M田は会場付近の駐車場から、街中を抜け山道へ入った。ここからはM田

          恐怖の帰り道