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日本の素晴らしさ 日本人より外国人はそれを知っている

 今日本には円安の利も相まって外国人観光客が怒涛の如く押し寄せている。皆日本の街や文化、歴史に感嘆し、また来たいというリピーターを生む。その日本への関心が日本を訪れたことがない人々に伝播し、より多くの外国人観光客を呼び寄せる。

 日本の街は安全だ。昨今凶悪犯罪が増えたと言われるが、外国へ行くとサファリパークを歩くようなレベルの違う身の危険を感じる場所は多い。
 日本は島国であり、歴史的に見ても外国からの侵略はほぼない。有史以来次から次へと民族が襲って来て、殺戮を繰り返し領土を奪い合ってきた大陸とはそもそも危険に対する感覚や他人に対しての思考が違うのは当然な事。
 天皇が126代も続いている理由はその辺にあるのかもしれない。

 日本では当たり前とされるホテルや店舗のサービスは外国人を驚かす一つの要因でもある。日本人がビジネスをやると利益追求をとことん究める。かつてユーザーフレンドリーやお客様は神様みたいなサービス合戦が繰り広げられていた時代もあった。後にカスタマーハラスメントを引き起こす要因にもなるのだが、今も残る日本のサービス精神は外国人には気持ちの良いものだろう。

 日本人の技術力の高さは以前から世界が認める所だ。世界を席巻した日本の家電、自動車など様々な製品はバブルの頃のようなインパクトはないが、今でも信頼を得ている。日本のトイレのシステムに外国人が絶句していた時期は印象深い。体格的に不利なスポーツの世界においても日本人の活躍は浸透してきた。サッカーは近い将来世界トップレベルに届きそうだ。低予算で製作した映画やお家芸のアニメも高い評価を受けている。日本人の勤勉さや真面目さを彷彿させる。時間通りに動く運輸システムもしかりだ。

 真面目で勤勉な日本人は生きていくのに必須な食にも全力で手をかける。安くても栄養価が高く、美味しいものを生み出していく。予算が許されれば素材にお金をかけて芸術の域に達する文化にもなる。外国人が日本にやられる理由はここにもある。値段と美味しさのバランスに食事のイメージを変えられる外国人も多いはず。

 それに日本には見どころが多い。人間には歴史を感じられる場所に惹きつけられる本能があるかもしれない。しかも古いものになればなるほどDNAに埋め込まれた過去への郷愁が目を覚ますようだ。
 日本には古いものが比較的多く残っている。しかもそれは美しい自然と共存して時を遡るような体験をさせてくれる。
 しかも豊富な湯をたたえた湯舟にゆっくりつかり、旅の疲れを癒すことができるのであれば、また来たくなるのは仕方ないか。
 日本はすばらしいから外国人が多くやってくる。

【REG's Diary   たぶれ落窪草紙 6月13日(木)】

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