春なのに、愚痴ばかり
世の中には様々なタイプの人間がいます。人それぞれ、生まれて育ってきた環境も違うし、受けて来た教育も違います。成長する過程においても、遭遇する出来事や事柄も異なるので、感じ方や興味の方向も千差万別、当然確立してくる人間性は人の数だけ異なるものに成っていくでしょう。
このことを前提としてよく理解した上で、生きていかないとなりません。自分では当たり前と思うことも相手には不快と感じる事もあるだろうし、自分にとっての常識も相手にしたら初めて出くわすことも沢山あると思います。
寛容な気持ちを持っていないと、カリカリ、キリキリの毎日を送ることになります。かと言って寛容になり過ぎても、相手の言うことばかり聞く人生では、自分のやりたいことは遂げられません。
世の中には、自分の希望を通すために、YESしか言わない人を好んだり、やたら自分のペースに持ち込もうとする人がいますが、大体はうまくいかないパターンをよく見ます。
「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」
夏目漱石の初期の名作、有名な「草枕」の冒頭です。主人公の画家はどこに行っても住み安い国などないので、人の心を豊かにすることで芸術家としての自分の使命を思う下りに繋がっていきます。
人の心を豊かにする芸術なんて別世界の話ですが、自分の好きな事に完成度の高さを追求し、時の経つのも忘れて夢中になれたら幸せだろうなと思います。いろんな人が存在する人の世、だからいろんな思惑が渦巻く世の中、面倒なことは沢山ありますが、そういう時間は大切にしたいものです。
noteを見ていても、フォロワーが何千人もいたり、三桁のスキを集めていく人の文章は、切れがあり、着眼点の鋭さ、絶妙なテンポ、語彙力や使い方の妙、惹きつけられる展開、やはり凄い人はいっぱい居ると感心するばかりです。
いつか多くの人が「そうなんだよね~」と思ってくれるような文章を書きたいと思っています。
それかそう思いながら事切れるように・・・また始まった。
【REG's Diary たぶれ落窪草紙 4月4日(木)】
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