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#11:ベジタリアンって、栄養的には大丈夫?

ベジタリアンとは、野菜中心の食事で肉や魚を食べない人のことをいいます。一般に欧米人に多く、なかには肉や魚だけでなく卵や乳製品でさえも一切摂らない厳格なベジタリアンの人もいます。でも、これらの徹底的なベジタリアンの人達、栄養的には本当に大丈夫なのでしょうか?

本来、人間は、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルの五大栄養素がないと生きてはいけないといわれています。特に筋肉等を作るタンパク質の多くは肉や卵に含まれています。しかしながら、結論からいうと、ベジタリアンでもちゃんと問題なく生活はできるようです。まず炭水化物のほとんどは、米や麦等の穀物から摂取できるので、これは全く大丈夫です。脂質も植物性の油(菜種やトウモロコシ等)で十分にまかなえます。さらに、野菜にはさまざまビタミンやミネラルが含まれていることは今さらいうまでもありません(カルシウムだけは普通の野菜には少ないですが、海苔等の海藻類で補えます)。

さて、一番やっかいそうなのはタンパク質なのですが、これも動物性タンパク質に対する植物性タンパク質の代表であり、『畑の肉』ともいわれる大豆にしっかりと含まれています。

そういう訳なので、ベジタリアンの人達は例えステーキや卵焼きを食べなくても、米や豆腐、海藻等を食べていれば栄養的には全く問題はなく、大丈夫ということになります。

中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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