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#273:冬の手荒れ対策

朝晩ずいぶん涼しくなりました。
水仕事や手洗い等と、普段から水に触れることが多い手は、体の他の部分に比べてカサカサの肌荒れ状態に最もなりやすい部分といえます。これは、手に限らず皮膚は、「皮脂膜」という天然のクリームを出して外界の刺激から肌を守り、さらに潤いを保っているのですが、冬の乾燥している季節に頻繁に水にさらされることで、この皮脂膜が剥がれてしまい(洗剤等を使うので余計に汚れと一緒に剥がされる)、その下の角質の水分が蒸発して、皮脂膜の再生も追いつかなくなってしまうのです。

このような場合の対処法は、月並みですがやっぱり保湿が一番なのです。ワセリン系のクリーム軟膏等を塗っておくのが、効果的ですが、ただ塗りっぱなしにしておくのではなく、一週間に一回くらいはクリームを塗った後に、手にラップをまいて、更に鍋つかみのような大きな手袋をして20分くらいおいておきます。そうすれば保湿の効果がさらにアップして手がしっとりと潤ってきます。手間はかかりますが、カサカサ肌に悩んでいる人は、ぜひやってみましょう。

また、予防として、肘を曲げた時にできる横スジの外端の「曲池(きょくち)」というツボもカサカサ肌全般に効果があります。気付いた時に指圧してみましょう。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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