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#441:ビタミンのあれこれ

明治43年、鈴木梅太郎博士が、米糠の中に脚気(かっけ)を予防する「オリザニン(当時はアベニ酸と命名)」という成分があることを発見し学会で発表しました。
しかし、これは後に、ポーランド人の科学者、C・フンク氏が、同じものを『ビタミンB1』と、鈴木氏よりも早く国際学会に発表したため、現在では「ビタミン」という名称の方が普及しました。
ところで、ビタミンの定義とは、「生きて行く上で必要な代謝を助ける物質」とされ、現在まで13種類あるといわれています。
発見された順にA・B・C・・・と名付けられていたのですが、後にそれがビタミンでないことが分かったり、さらには既に発見されていたものが重複していたりしていて、そのせいでアルファベットが途中で抜けたり、さらには欠番になったりしてしまったのだそうで、面白い例外としては、脂質の仲間である『必須脂肪酸』は、ビタミンではないのに何故か『ビタミンF』と呼ばれています。
ちなみに、白砂糖の摂り過ぎは、体を冷やすといわれていますが、これは、精製された白砂糖に含まれる『ショ糖』が、体を燃焼させて温める働きのあるビタミンB群を消費させてしまうからといわれています・・・が、最近では根拠がないという説もあり、意見が分かれています。

中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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