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#188:キスでムシ歯はうつりますか!?

虫歯の原因菌の代表ともいわれる、『ストレプトコッカスミュータンス菌』は、食べ物の糖分を強い酸に変化させます。
この強い酸が、カルシウムでできている歯のエナメル質を溶かしてしまい、そこから歯の内部に細菌が繁殖して虫歯になってしまいます。
したがって、食後の歯磨きは虫歯予防にはとても重要になってくるのです。最近では、食後すぐよりも30分くらい経ってからの歯磨きの方が効果的であるという説もあります。近所の歯科医は食後すぐの歯磨きを推奨しています。
ところで・・・虫歯の原因菌は、当然唾液の中にも存在している訳で、キスでも虫歯がうつるということは理論上、じゅうぶんにあり得ます。
しかしながら大人の場合は、ほとんどの人が口の中に既に細菌が存在しているため感染力も弱く、キスくらいではほとんど問題はないというのが実情のようです。

ただし、赤ちゃんの口の中は、虫歯の原因菌やその他の細菌もまだまだ少ない上に免疫力もとても弱いので気をつける必要があります。赤ちゃんが虫歯にならないように(お父さんも)、注意しましょう。

疫病感染予防対策で濃厚接触がだめなのは学習ですけれど。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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