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#200:和の香り

アロマはヨーロッパで生まれ育った訳ですが、日本でも昔からお香等の香りを愛でる(香道)習慣がありました。そして、中でも木造建築が主だった日本人に昔から親しまれている『ヒノキ』の香り。このヒノキの中には『ヒノキチオール』という、何かそれらしい名前の成分が含まれています。

よく、森に行くとリラックスするといわれるのは、このヒノキチオールを含むフィトンチッド(樹木が発散する化学物質の総称)の影響なのですが、これらの作用は防虫、抗菌、防臭、精神安定等の効果があることがわかっています。
でも、ここでヒノキについてちょっとビックリする事が・・・それは、名前からはまるでヒノキの専売特許のようなこのヒノキチオール、実は日本のヒノキにはほとんど含まれておらず、むしろヒバの木の方により多く含まれているらしいのです。なんか、ちょっとショックです(台湾ヒノキには結構含まれているらしいですが・・・)。
・・・それでも、旅館でヒノキ風呂に入った時に漂ってくるあの独特なフィトンチッドの香りは、昔から日本人には特になじみが深く、リラックス効果を生むまさしく『和の香り』ともいえるでしょう。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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